私の仕事は、いわゆるITなのですが、外注することもほとんどありませんので、固定費を除いた経費らしい経費はサーバーと開発環境、つまりパソコンとその周辺家具になります。
私がイスを追い求めたのは、サラリーマンを辞めて独立した頃にさかのぼります。
まずは憧れだった、社長イスを買いました。革張りでハイバックのアレです。
偉そうなイスにふんぞり返り、社長気取りでした。
ただ、社長イスは書類を見たり、人に指示を出したり、ふんぞり返って偉そうにするのには適しているかもしれませんが、長時間パソコンに向かう私には適していなかったのです。
ある日、近所の家具屋さんに行っていろんなイスに座ってみました。
その中に、不思議なイスがありました。
そのイスは、背にもたれるとイス自体が背中から足に向けて回転するのです。
ずり落ちそうな体勢(ビートたけしのような座り方)が快適な私は、「これは自分にフィットする!」と思い、即買いました。
でもそのイスは「悪い角度にフィットする」ということで、結局作業をする分には疲れるだけでした。
そして、いつしか元の社長イスを使ってました。
私はイスを探し続けました。
家具メーカーのショールームに行き、数あるイスに座って、探し続けるのがライフワークとなっていました。
それでも、これだというものが見つかりませんでした。
きっと、そんなイスはないものだと思ってました。
そんなある日、
某デザイナーズ家具のお店のシステム担当田村さんがこんなことをおっしゃっていました。
「アーロンチェア購入しました。1脚10万以上しますがやっぱいいです(*^ ^*)」
アーロンチェアかぁ・・・一度これに座ってみたいなぁ。でもどこで座れるんだろう?と思いました。
そのイスに座れるチャンスは、思わぬタイミングで訪れました。
2005年4月24日に行われた、リンクシェア・ジャパン 第一回ECサイト『大見本市&交流会』です。
そこで出店していた田村さんにご挨拶すると・・・
「あちらのMoMAさんのところにアーロンチェアがありますよ。」
なんと!MoMAさんのブースで荷物置きになっていた黒いイスがアーロンチェアだったのです。
(他社商品でも良いものを教えてくれる田村さんに感謝!)
私と同じく一日中パソコンに向かっている社長、TさんとMoMaさんのブースへ。
荷物置きになっていたイスを指差し、「これに座らせて欲しいんですけど」と無茶なお願いをしてみました。
快く座らせていただいた瞬間・・・
「これだ!」
ピン!ときました。
私と同じく社長イスで仕事をしているというTさんも気に入り、「これは買いたい状態に入った!」とおっしゃってました。
同じく見本市にいらっしゃった、
千趣会ベルメゾンネットの坂田さんに「むっちゃ高いイス買おうと思ってるんです・・・」とお話しすると、こんな答えが返ってきました。
「アメリカのビジネスマンは、[その高いイスに座ってお前はいくら稼ぐんだ?]という感覚らしいですよ。」
それだ!
見本市から帰った私は、早速アーロンチェアを購入しました。
[アーロンチェアの魅力]
1. カスタマイズ性
注意:下記の調整はグレードによってできないものもあります。
座高の高さ調節(ガス圧式)
リクライニングの硬さ調節
ランバーサポートの厚み
背もたれの裏にあるパッドの厚み調節
ランバーサポートの位置
背もたれの裏にあるパッドの位置調節
アーム高さ調節
アーム角度調節
座面の前傾調節
リクライニングの範囲調節
ポスチャーフィット調節
骨盤サポートクッションの位置調節
2. 価格
正直高いです。
でも、だからこそ「これで稼いでやるぜ!」という闘志がわいてきます。
3. デザイン
正直、私はこのイスの見た目がクールとは思ってません。
でも、このユーザビリティを追求したイスは私好みです。
ハーマンミラー社 公式ページで詳しい解説があります。
Aeron Chairs(アーロンチェア)
無理をしてでも、このイスを買ったあなたには、私から次の言葉を送ります。
「その高いイスに座ってお前はいくら稼ぐんだ?」