Googleアドワーズの不正クリック率が10%を超える、いや20%を超えるという風説が流れる中、去る11月初旬、Googleのアイルランド支局のビジネスプロダクトマネージャー、Shuman Ghosemajumder氏は、「為にする風説で、あまりにも誇張し過ぎている」として、平均でも10%以下のひと桁台であると言っていましたが、この度、すべての無効クリック率は2%以下であるという、最近の調査を発表しました。
不正クリック率が20%を超えると言うことは、それだけ広告主に無駄な負担を掛けると言うことでアドワーズの存亡にも関わる大事な問題だけにGoogleとしてもその打ち消しに懸命だったようです。
Ghosemajumder氏は最近のサーチエンジン戦略カンフェレンスでパワーポイントよるプレゼンを行い、そこで、Googleは4段階によるフィルターをかけて不正クリックを防いでいると説明しています。それにより、無効クリックが2%以下だから、いわゆる為にする不正クリックはそれ以下、即ち1%程度に過ぎないと言っています。
この4段階の不正チェック機能の概略を述べると、第一と第二のチェックはオートマチック機能で行われ、第三と第四のチェックはマニュアルで行われるとしています。詳細は上に引用したサイトにある図表を参考にしてください。
日本でもこの不正問題、検索エンジンに限らず、アフィリエイトプログラムでも多く発生し問題になっていますが、その手口もだんだん大胆になっていくようで、この点では国際並みと言えそうです。誠に残念な現象です。
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