アフィリエイトプログラムの情報を提供するサイトとして、うかつであったと言えばうかつだったのだが、このアフィリエイトポータル・ネットで、過去に取り上げた日本のアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)に関する情報は、リンクシェア、A8ネット、バリューコマース、トラフィックゲート、電脳卸の5社に集中していて、他のサイトはほとんど取り上げたことがなかった。また、それで良しとしていた節もあったのは確かである。
◆アクセストレードとのインタビュー
3月下旬、AccessTrade--アクセストレードからコンタクトがあって、マーチャントやアフィリエイトについて情報交換をしませんかとの、お誘いがあった。新しい業界情報ならば、一応何にでも反応を示すのが仕事である。お会いして、情報を頂くことになった。
アクセストレードは今まで、我々にとっては地味は存在なので、正直、どの程度の活動をしているのか、興味と共に、疑心暗気の気持ちがあった。筆者にとっては、興味は彼らが取り扱っているマーチャントやアフィリエイトよりも、アクセストレード自身にあったので、まず、そちらの情報を頂くことになった。
◆100万円単位のコミッションを支払う。
お話の冒頭で、驚いたのは、既に、100万円単位のコミッションを一部のアフィリエイトに支払っているという話しである。アフィリエイトの名前を明かして頂いたが、これは、企業秘密に属することなので、公表は差し控える。ただ、個人のサイトでなく、法人のサイトである。
2003年4月初旬現在、アクセストレードの契約マーチャント数は約170。対して、アフィリエイトの数は12,000とのことであった。この数字も正直驚きであった。マーチャントはネット上で公開しているので、見ることは出来るし、アフィリエイトに関しては、有力アフィリエイトの全リストを頂戴したので、数字はともかくとして、かなりの有力アフィリエイトを保持しているのは間違いない。アフィリエイトのうち20%が法人アフィリエイトとのことである。有力アフィリエイト獲得には、アフィリエイト開拓専門の担当者が、努力しているとのこと。
◆会社ポリシーとして、アダルト、出会い系は持たない。
アクセストレードでは、会社ポリシーとして、アダルト、出会いサイト系のマーチャントは原則として取らないという。いちがいにこれらのサイトが悪いと云うことは言い切れないが、(筆者自身、”仕事のためという錦の御旗”を持って、アメリカ一と云われる出会いサイト、One and Only.com のアフィリエイトになっていて、僅かながら稼がせて頂いているので、悪口をいうつもりはありません)、何にしろ、一つのポリシーを持っていると云うこと自体、評価すべきであろう。
◆独自サービス、「ポイントバック・サポートシステム」とは?
アクセストレードは、同社の独自サービスとして、「ポイントバック・サポートシステム」というのを行っている。これについて、次のように説明している。
「この機能は、アフィリエイト即ちパートナーサイトがアクセストレードを利用してポイントバック、キャッシュバック、懸賞などのオリジナルインセンティブプロモーションを実施する際のサポートをするものです」
具体的に説明すると、
・アフィリエイトのサイトにアクセスしてきたビジターが、
・サイトを見ただけで立ち去らないように、
・購入或いはサービスを受けるアクションを起こせば、即ち、何かを買えば、
・それに応じた、ポイントを差し上げますよ、
と言うものである。そのポイントは、貯めてキャッシュや商品券に換えることが出来る、というサービスである。
このポイントは、アフィリエイトが得るコミッションから出すので、その分、懐に入るコミッション額は減るが、ビジターを買う気にさせる動機付けの一つにはなる。
◆マーチャントとして加入する場合の費用もリーゾナブル。
マーチャントとしての加入費用も、他のASPに比べると若干安く、それなりのサービスをしているようである。アクセストレードは成長過程にあるだけに、きめの細かいサービスを受けられるかも知れない。これからのASPである。
筆者はリンクシェアやA8ネットの立ち上げからの状況を見てきているので、アクセストレードも是非、これらの後を追って、成長していく姿を見せてもらいたい。成長と言えば、4月の中旬に、今までの古いオフィスを引き払って、新宿区新宿6丁目の新しいオフィスに移転する。ひとつの転機にしようということであろう。
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