eToy.com の今年12月31日で終わる財政年度の売り上げが予想の半分近くに落ち込み、経営危機を迎えている。
ニューヨークタイムズの報ずるところによると、210ミリオンドル(約220億円)から、240ミリオンドル(250億円)の販売予想が120ミリオンドル(130億円)から130万ミリオンドル(140億円)に落ち込んだ。1月までには首切りを含む大幅な改革が予想されている。
下記の記事に詳細が載っているのでご覧頂きたい。
http://www.ecommercetimes.com/perl/story/6136.html
我々の興味は eToyが運営していたアフィリエイト・プログラムと参加していたアフィリエイト達である。
eToyは、当初25%のセールスコミッションを支払うと気前のよいところを見せていたが、結局今は、新顧客一人に対し10ドルを支払うと云うところに落ち着いてしまった。コミッションを下げていったのである。
以前は同社から一月に数千ドルも稼いでいたアフィリエイトもいたらしいが、すべて eToy のバナーを彼らのホームページから外してしまった。そして数千といわれる多くのアフィリエイト達が「だまされた」と感じているという。
このアフィリエイトの非協力が結局売り上げの半減という最悪の事態を招いてしまったのである。安易にアフィリエイト・プログラムを採用し、途中でポリシーを変えてアフィリエイトの失望を招き、結局は自分の足を引っ張ることになった。
eToy は大きな授業料を支払うことになったが、その再建は前途多難である。
この記事と並んで amazon.com の記事が記載されているが、彼らの世界戦略は今のところうまくいっているらしい。同じアフィリエイト・プログラムを採用していても、片やアフィリエイトを怒らせて数を減らし、片や100万のアフィリエイトを抱える企業となるという、明暗を分けた話である。
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