事件は一つの投書から始まった。3月15日、Julie Rogers さんという女性 が、次のような投書を、Revenewsに行った。Revenewsは、アフィリエイトプログラムに関する様々のニュースに関して投書で構成しているサイトである。
投書の要約は次の通り。
「私は、http://www.mom-mom.com を運営しているアフィリエイトです。 ある日、Electric food と言うところから電話を受けました。私のサイトにストアフロント*を加えて見ないかというのです。
ホームページを見たところ allrecipes.comのようで、非常によく見えたので、詳しい情報をお願いしました。
emailで情報を送ってきました。でも、コミッションに関する情報がなかったので、それを依頼しました。すると、その会社から電話があり、同社のストアフロントを私のホームページに合わせてカスタマイズするから、500ドル支払えというのです・・・・.
それも、普通なら1000ドル頂くところだけれども、特別に500ドルお安くしておきますというのです。 アフィリエイトを長年やっていますがこのような申し出では初めてです。皆さん、どう思いますか・・・」
*ストアフロント=マーチャントへのリンクをつけるのに、バナー、テキストなどがあるが、ストアフロントもリンク付けの一種で、一ページ全体にマーチャントの製品が載っており、それをそのまま、アフィリエイトのページに持ってくるやり方。あたかも自分のストアのように見えるところからこのような名称が出た。
この投書が論争の発端となった。
マーチャントがストアフロントを提供し、それをカスタマイズするから金を出せと言うのである。
ストアフロントそのものにお金を払えというのではなく、ストアフロントをカスタマイズしてやるから、お金を払えというのである。アフィリエイトのバナーを入れてやったり使いやすいものにするということらしい。
Julie Rogersさんの投書に多くの反応があった。
当然のことではあるが、その殆どは、アフィリエイトプログラムにおいて、マーチャントがいかなる理屈をつけようが、アフィリエイトに金を要求するなどとんでもない、マルチ商法ではないのか、とにかくうさんくさいから手を引いた方がよいと、マーチャントに対して非常に厳しい非難が投げつけられている。
Electric Food からの返事も載っている。責任者の筆になるものだ。
「当社に対する関心を感謝します。 当社は中西部でBarnes & Noble.(全米にネットワークを持つ著名な本屋。オンラインビジネスも熱心)に次ぐ、トップ50にはいる企業の関連会社です。
当社は、ストアフロントを本当にあなたのお店らしく最新の技術をもってカスタマイズしてあげようと申し出たのです。現に、多くの方からご依頼を受け、喜ばれています。
当社には、バナーやテキストもありますから、それをお使いになっても勿論かまいません。コミッションは10?13%です。
我々はこのストアフロントを構築するにあたり、利益を得ようなどと思ったことはなく、まったくの技術費用です。 我々は様々なテクノロジーをアフィリエイトに提供することにより、双方に良い結果が出ることを願うものです・・・」
論争はまだ続いている。
日本でもそのうちこのような問題がおこらないとも限らない。上記の論争、あなたならどうしますか?
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