業績が悪化したYahoo! USA は、ハードなポルノのDVD、ビデオを販売すると去る11日に発表したが、多くの非難が殺到しその計画を引き下げざるを得なくなった。
アダルトインダストリーとの数日のロマンスは、オンライン上のすべての店からアダルト関連商品を引き下げ、また、オークションへの参加禁止、その広告も受けないことを発表してここに幕を閉じることになった。
Yahoo は、アダルト関連のサイトのために、アダルトインダストリーの業者、フィルム会社と少なくとも18ヶ月にわたって、計画を練り上げていという。これがすべて、くつがえったと言うわけである。Yahooは、過去18ヶ月間、アダルトのビデオを僅かながら販売しており、これを元にかなり大がかりなアダルトビジネスを展開する計画だったという。
Yahoo の社長、 Jeff Mallettは、次のように云っている。
”収入源の確保の一環として、ポルノ関連商品を取り扱うとの11日の意思表示は、世界の数万のユーザーからの非難を浴びることになった。我々は、これらのユーザーの方々の声に耳を傾け、決定を下した”。
Mallett によれば、Yahoo が受け取るアダルトサイトからのコミッションは2%で、全体からみれば、わずかな数字であるという。
Yahooは、去る一月、フランス政府の圧力により、そのフランスサイトのオークションで扱っていた、ナチ関連の商品を禁止した。内容と行き方に差異はあるが、Yahooにとって、二回目の出来事である。
アダルト事件の背景は、やはりドッココム業界の影響である。
Yahoo の収入の90%は広告収入であったが、昨今のドットコム企業の業績落ち込みでその収入源がおびやかされることになった。その結果、先週の水曜日に、400人のレイオフを発表した。これは、全体の12%に相当する。
また、多くのトップディレクターが会社を止めていくのいうプレッシャーの元、Yahoo は、一種のカケに出たわけだが、業界のトップリーダーとして、その影響はあまりにも大きすぎたというわけだ。
(上記記事は、アフィリエイト・プログラムとは直接の関係はないが、本日アメリカで発表されたニュースなので、興味を持っておられる方もいると思い、お伝えしておきます。)
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