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アマゾンドットコムとボーダーズドットコム、業界大手の合併。時流を読めなかった企業の末路。

投稿者 石川洋一 2001年04月16日 00:12

オンラインブックストアとしては、業界第一位のアマゾンドットコムと、 通常の書店として全米で第二位の Borders Group Inc. のオンライン部門、 Borders.com が合併することになった。4月11日に発表された。

同時に、Borders.Com は、全従業員70名を近く解雇すると発表した。これらの従業員は、Bodersの別の部門に一部吸収される。

この結果、Bordrs.Com は、現在のサイトを近く閉じて、8月にアマゾンとの共同ブランドで再出発することになった。扱い商品は、書籍、それにDVD, ビデオなど、音楽、映画関係の商品になるだろうとのこと。

現在のアマゾンドットコムのサイトは、従来のまま、独立してビジネスを続ける。

アマゾンドットコムは、ご承知のように、アフィリエイト・プログラムのパイオニアであり、そのアフィリエイト数も、昨年8月に50万を突破し、間もなく、100万に達するのではないかと云われている。

一方、Borders.com はLinkShare を使用してアフィリエイト・プログラムを運営している。現在のところ、アフィリエイトに対しては何の連絡もないが、恐らくLinkShare との関係をうち切られるであろう。

アマゾンドットコムは、玩具のトイザラスとも、同様の関係を結んでおり、ジョイントブランドで玩具のサイトを運営している。トイザラスのサイトに入ると、アマゾンドットコムのブランドを見ることが出来る。トイザらスも以前は、LinkShareを使用してアフィリエイト・プログラムを運営していたが、現在はアマゾンのシステムを使用している。

トイザラスのアフィリエイトプログラム(”アソシエイトプログラム”とアマゾンの呼び名を踏襲している)の項目をクリックすると、アマゾンのアフィリエイトプログラムのページに飛ぶようになっている。

筆者注:ニュースとしては以上なのだが、アマゾンとボーダーズ、そしてトイザラスとの関係を考えると非常に感慨深いものがある。ボーダーズもトイザラスも、それぞれ、書店、玩具のスーパーとして、「普通の店舗を持ち」、その分野では全米で一二位を争っているいわゆる老舗である。

アマゾンがインターネット上にオンラインショップを開き、続いてアフィリエイトプログラムを開始したときに、「あんなものが成功するか」とせせら笑ったのがこの両者である。

両者とも業界の老舗であるだけに、オンラインビジネスへの参入に当たり、別のセクションから大反対を受け、結局、時流に大きく乗り遅れてしまった。この、「新しいもの」に対して、常に抵抗感を持ち、時代を読めなかった失敗が本体の経営まで危なくしたのである。

最終的には、両者とも、オンライン部門だけを切り離し、以前せせら笑ったアマゾンの元で再生を図ることになった、というのが今回のニュースの背景である。

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