今回の買収劇は、アメリカのアフィリエイト業界にかなりの衝撃を与えたようです。フォーラムなどで、賛否両論が渦巻き、いろいろな噂が飛び交ったとのこと。これらの噂に応えて、リンクシェアのCEO、ステファン・メサーズ氏は、revenews magazine とのインタビューに応じました。
アジアに於ける楽天の地位は、アメリカに於けるグーグルのようなものです。我々がその組織の一部に参加できることは非常に幸運なことだと思います
我が社は論争の中にあるのは知っています。我々を好きな人もいれば、嫌いな人もいます。しかし、我々を好きでいてくれる人の方が多いと思います。一部の大騒ぎするようなアフィリエイトを除いて、殆どのアフィリエイトやマーチャントを本当にハッピーにするために、我々は良い仕事をしたと思っています
今度の取引に関する、アメリカの批判の多くは、リンクシェアは、どのようにしてあのような法外な金額をあやつることが出来たのかということです。僅か数年前に取引されたリンクシェアの競争相手の価格に比較してです。(今回の楽天の買収額は425ミリオンドル)。
コミッションジャンクションは、2003年10月にバリュークリックに現金と株で 58ミリオンドルで買収されました。その前年、2002年3月にバリュークリックは、株でBeFree社を128ミリオンで買収しています。Performics は、2004年5月にダブルクリックに現金で、58ミリオンで買収されました。ダブルクリックは、その後、2005年7月に Click Holding Corp に1.1ビリオンドルで買収されています。
これらに対してメサーズ氏は、
マーケットは効果的であり、その価値に等しい金額で取引されるものですと言い、その例として、今回の買収劇は、楽天一社から持ち込まれたものではなく、別の競争相手がいたことを明かしました。名前は明かされませんでしたが、楽天と殆ど同金額のオファーがあったとのことです。
そして、メサーズ氏は
今回の取引は、世界がアフィリエイトマーケティングをその価値に等しく、正しく評価した最初の取引ですと言っています。
さらなる、メサーズ氏のインタビュー記事に興味のあるかたは、上記に挙げたサイトをご覧下さい。
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