アフィリエイトプログラムを使用してNPO(非営利組織)への寄付行為などを行うのは、アメリカでは非常に一般的で、アフィリエイトプログラムの重要な使われ方の一つになっている。
母校の同窓会への寄付などは日常行為として行われているし、話は少し古くなってしまうが、共和党が先回の大統領選挙に向けてアフィリエイトプログラムを利用して800万党員に向けて寄付を呼びかけたこともある。
日本でもアフィリエイトプログラムをこのように利用する風潮が高まることを期待している。アフィリエイトプログラムが身近になっていく証拠だからである。
この度、NPOの実施しているプロジェクトを紹介し、オンラインで寄付を受付けている「GambaNPO.net」を運営しているアースセクター株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:金野索一)は、書籍販売支援サイト「boople」を運営する日販アイ・ピー・エス株式会社(本社:東京都千代田区、代表:入田規弘)と提携、書籍販売コーナー「チャリティブックストア」をオープンした事を発表した。
GambalNPOのトップページに「本を買ってNPO支援、チャリティーブックストア」が設けられており、中にはいると次のような呼びかけがある。
「GambaNPO.Netでは、書籍販売支援サイト【boople】さんと提携して書籍の販売をスタートしました。
でも、そんじょそこらの書籍販売とはちょっと違います。GambaNPO.Netチャリティブックストアで、本を購入していただくと購入金額の1%が、指定のNPOに寄付されます。GambaNPO.Netを経由して本を注文していただくだけでNPO支援ができる画期的な仕組みです」
まず、支援したいNPOを、20ばかりのNPOリストの中から選ぶ。そして「GO」をクリックすると、そのNPOに適した書籍のリストが現れる。
例えば、難民支援のNPOを選んで、「GO」から入ると、次のような書籍がカラー表紙と共に並び、詳しい説明がついている。
・「こころざし」は国境を越えて
・いきなり国際ボランティア
・50歳からの海外ボランティア
・国際環境法入門
・環境の地球政治学 その他。
以上は、GambaNPO.Netのお勧めの書籍だが、このほかに、週間ベストセラーの「フィクション」「ノンフィクション」のリストからも選べるようになっている。自分の読みたい本を購入すれば、その書籍代の1%がNPOに渡るのである。
このシステムはどこの組織にも応用できる。先にも述べたが学校の同窓会組織が参加して、卒業生に呼びかけることが出来る。政党が党員に寄付を呼びかける事も出来る。
GambaNPO.Netの試みはアフィリエイトプログラムの応用の広さを利用した一例である。
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