【国内】18才の学生が書いた「インターネットマーケティングレポート」を分析して、インターネット販売の基本を考える・・。ナレッジボードの書き込みより引用。
先週、18才の学生が書いた「インターネットマーケティングレポート」の日本語版について紹介した。
http://www.affiliateportal.net/arttopic.asp?ID=282
これを読まれた読者の一人の方が、この本が何故売れたかを分析して、ナレッジボードに書き込みをされた。その内容が、ご本人も云われているように、「インターネット販売の基本を考える」のに、非常に参考になる。
その内容をぜひ、一般の読者の方々にも知って頂きたいと思うので、ナレッジボードへの書き込みをあえて、このページで紹介させて頂く。以下、原文の通り。
なお、書き込みされた方は、「sfこと古谷俊一」氏である。
「ざっとサイトを見て、買いたくさせるために利用されている仕掛けを探してメモを取って見ました。
・無名の18歳の青年が努力の末に書き上げた、などの物語性と話題性。
・著名な専門家からのアイデアをまとめるという価値創造のアイデアと努力
・著名な専門家からの賛辞によるハロー効果
・30日でという題名がもたらす、短時間で習得できる実用ノウハウとの予期
・高額に設定することによる価値への期待と、その値段以上の価値があるとの利用者の言葉
・短期間でずいぶん売れたと称する(三週間で一千部自体は、専門書ならそれで終りというなら不思議ではないとおもいます)ことによる付和雷同効果
・高額の仲介費を設定して売り手に売り込みたい気分にさせてある
・安心感を醸成するための返金保証
・期日を指定してそれまでに買えばというボーナスの提供
・失敗するはずもないようなうまい手だ! などの感情を揺さぶる言葉
・自分自身の金儲けに繋げられそうだという誘惑
・これがあれば大丈夫、これが必要でこれだけあれば十分だ、これさえあれば他の良くない手を使わないですむぜ、との主張で気を誘う
このレポートの販売自体が、インターネット販売の基本を押えていると思います。
そこでしか購入できない価値を提供しているという唯一性、値段と実質以上に価値を感じさせる価値幻想の創出、人が自ら他人にその存在を教えたくなる話題性の提供。
そして購入する気のある人を後押しするように計算された案内ページ。「売れなくて困っている」という「欲しくてたまらない人」をターゲットに、その購入への抑制を解除することを目的として構成されているわけです。
このうち唯一性はアフィリエイトには無縁ですが(自分専用商品を確保できるほどに力のあるスーパーアフィリエイトならともかく、ふつうはせいぜい入荷・予約商品を左右できる程度ですよね、私もそうですが)。他は、十分に役にたつポイントが、その案内ページを観察することからだけでも得られますね。」
以上であるが、この分析に対する書き込みも、ナレッジボードにはあるので、ぜひ、ご覧になって頂きたい。
このような、多くの人々が首を縦に振るような分析をされる古谷さんには勿論敬意を表するが、この「数週間で約1000部売れたというレポート」のスレッドに関連して、日本人の国際性の問題にまで話しが及んでおり、読者には非常に参考になる書き込みが増えているので、ナレッジボードのPRもこめて、紹介させて頂いた。
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