RSS
ホーム > アフィリエイト事情(国内) >

ネット広告サービス比較

アフィリエイト・マーケティング協会
サイトキャッチャー

誰でもできる!ブログで簡単!アフィリエイト

アフィリエイトに役立つジャンルの本

このランキングは、当サイトのどのページにリンクしていただいても反映されるようになっています。
アクセス解析

和製単語「アフィリエイター」世にはばかる。英語辞書にない新単語。

投稿者 石川洋一 2005年07月26日 09:26

最近、「アフィリエイター」なる単語がひんぱんに目に飛び込んでくるご時世になりました。「アフィリエイトをやる人」のことを指して言っているのでしょうから、関係者の1人として、誠に喜ばしい世の中になったものです。

ところが、このアフィリエイターなる単語、もし、英語の affiliate に ”er”をつけて”人”を現すつもりで言っているとすると、おかしなことになります。”affiliater”なる英単語は、英語辞書にないからです。

手持ちの英和辞書を引いてみてください。30万語を超えると言われる「リーダーズ英和」にもないし、最近、大改訂し、100数十万語を超え、新語に重点を置いているオンライン辞書「英辞郎」にもありません。世界中の辞書を集めた感のある、Dictionary.com で、”affiliater”と入れると、”No entry found for affiliater. Did you mean affiliate?”と出ます。訳せば、「affiliater なる単語は無いけど、affiliate のことを言っているの?」と言うことでしょう。

極めつけといきましょう。IT関係のある人々にとっては”信仰の象徴”とも言える、Googleで、”affiliater”と入れてみてください。・・・結果は??
・・・「もしかして affiliate」と出ます。

これくらいで良いでしょう。要は、”affiliater” なる英単語は存在しないと言うことなのです。要は、”アフィリエイトをする人”は、英語では ”affiliate"、日本語で書けば”アフィリエイト”なのです。


◆日本のアフィリエイト業界は ”アフィリエイター”真っ盛り

しかし、日本のアフィリエイト業界は、ウエブ上でも、最近出版されているアフィリエイト関連の本の中でも、「アフィリエイター」全盛です。私がこの記事を書いている アフィリエイトポータルネットでも、アフィリエイターなる言葉が出てきます。”アフィリエイトを行う人”という意味で、”マーチャント”に対する言葉として使われています。かくいう筆者も一時期、使っていました。何気なく、当然のことのように使っていました。

スキーをする人をスキーヤー(skier)。スケートをする人をスケーター(skater)。ものを書く人をライター(writer)。この伝でいけば、アフィリエイトをする人を、アフィリエイターと呼ぶだろうとは、日本人ならば誰でも思います。学校では、動詞に ”er”をつけて、”そのことを行う人或いはもの”と教わっているのですから。


筆者が何となくおかしいなと、感じだしたのは二年くらい前。海外、特にアメリカのアフィリエイト関係の本やニュースを目にすることが割合多いのですが、”affiliater" なる単語に出会ったことがないのです。それで、英語の辞書に当たってみたところ、その単語が見つかりません。辞書が古いからか、と思ったりして、いろいろ当たって見たのですがやはり見つかりません。Googleにも当たって見ましたが、上記のような結果です。本当のところ、ちょっとあわてたのです。一時期、英語を使って仕事をしたこともあったので、そういうことには敏感であるべき人間が辞書にない言葉を使って文章を書いていたのですから。

しかし、二年位前は、そもそも”アフィリエイト”なる単語は勿論、その内容を知る人が少なかった時代。それから波及する ”アフィリエイター”が、辞書にあろうと無かろうとどうでも良いことだったのです。そんなことで、「まあ、いいか・・」ということで今日まで来ていました。


◆リンクシェア・シンポジュームで聞いてみました。

しかしやはり気になり、実は、先日、リンクシェアのお招きでアメリカの「リンクシェア・シンポジューム」に出席させて頂いたとき、パーティの席で、二三のアメリカ人をつかまえて、「affiliate に ”er”をつけた、affiliater なる単語を使うや否や?」と尋ねてみたのです。答えは「我々は affiliate というが、日本では affiliater というなるか」と、まあ、寛大なお答えでして「間違っているよ」とは言われませんでした。パーティでの会話でしたから、そんな答えだったのでしょう。それに、英語は世界語、どこでどう使われているか、学術会議ならともかく、あまり「他国の英語」には干渉せず、というところなのでしょうか。


◆”affiliater" は間違いだが、”アフィリエイター”は日本語と解すべし。

そこで、筆者が個人的に出した結論ですが、”affiliater” という単語がどの英語辞書にも無い以上、これは間違いでしょう。仮に英語で文章を書いたとしたら、使うのは避けた方が良いと思います。

しかし、”アフィリエイター”は、日本語であると解すれば、あまり目くじらたてるのはどうかと思います。和製英語が千以上もあると聞いたことがあります。”ジュウドウ””イケバナ””カイゼン”などのたぐいでしょう。”アフィリエイター”もそう考えればよいわけです。


「アフィリエイター」なる単語、誰が使い始めたのか知りません。このアフィリエイトポータルネットは、2000年の8月頃から書き続けています。これ以前に、アフィリエイトプログラムに関して記事を公にしているのは、私の知る限りでは、和田亜希子さん以外にいません。もしかすると和田さんか私が発信元かも知れませんが、自分には、その記憶はありません。この後、同じ類のサイトがどんどん生まれてきましたので、その中の誰かが、ふと、「何気なく」使ったのかも知れません。しかし、日本人には分かりやすい単語であることは事実で、この単語を使い始めた人は、日本に於けるアフィリエイトマーケティングの発達に貢献した貢献者の1人かも知れません。

このエントリーのトラックバックURL
http://www.affiliateportal.net/mt/mt-tb.cgi/655


このページの先頭へ戻る