「インターネット白書2007」より--アフィリエイト認知度73.4%、利用率12.7%

◆アフィリエイトプログラムの認知度
アフィリエイトプログラムをどのような形でも知っている人が73.4%と非常に高率を示している。73.4%の内訳を見ると次のようになっている。

現在利用している	12.7%
利用を検討している	5.9%
どういうものか知っているが利用していない	40.2%
聞いたことはあるがどういうものか知らない	10.2%
過去利用していたが今は利用していない	4.4%

現在利用していると利用を検討しているを合わせると16.6%になる。これはひとつのビジネスモデルとしては非常な高率である。アフィリエイト関連の企業が上場したり、良い実績を挙げているのもうなづける。

性別的には男性の認知度が高く、女性のそれは低い。年代が上がるほど認知度が低くなる。

◆「現在利用している」性年齢別別比率：

10代	男性17.0%	女性8.8%
20代	男性20.0%	女性13.7%
30代	男性17.5%	女性11.8%
40代	男性16.3%	女性12.5%
50代	男性8.7%	女性7.5%
60代以上	男性5.3%	女性2.7%

◆利用しているアフィリエイトプログラム。複数回答。

楽天アフィリエイト	47.2%
アマゾンアソシエイト	38.6%
A8ネット	31.9%
アドセンス	17.3%
バリューコマース	16.1%
JANet（ジャネット）	12.6%
トラフィックゲート	12.6%
アクセストレード	12.2%
リンクシェア	11.4%
FC2アフィリエイト	8.3%
電脳卸	7.5%
バナーブリッジ	4.3%
モーションリンク	3.5%
1億人.com	2.8%
リンクスタッフ、ValueClick、bk1がそれぞれ	2.8%

◆アフィリエイトからの収入は1000円未満が7割弱

1,000円未満	68.1%
5,000円未満	10.2%
1万円未満	3.5%
2万円未満	2.0%
5万円未満	1.6%
10万円未満	0.4%
10万円以上	1.2%
わからない	13.0%

月額で1万円以上の収入のある利用者は5.2%に過ぎず、多くの利用者がまとまった収入を得ていない。

この事実は、認知度の高さに比して、かなり問題になる数字である。1年半くらい前、アフィリエイトマーケティング協会が行った調査でも、1000円未満の収入が43.3%、収入がないが26.9%、合わせて70.2%％とほぼ同じような数字を示しており、稼げないアフィリエイトプログラムの実態をさらしたことがあった。それ以来、実態はあまり変わっていないということになる。

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