約二月前、リンクシェアUSAは、“正常な規模にするために” 約20%のレイオフを行ったとされている。チャンスメーカーネットでは、この件について、次の記事で報じている。4月初旬のことである。その他のリンクシェアUSA関連の記事も一括して参照されたい。
●リンクシェア20%レイオフ続報。同社の内情が次々に明るみに。
●米リンクシェア社、20%レイオフ?? 縮小の噂飛ぶASP業界のパイオニア
●LinkShare 株式上場を断念。先行きはどうなる・・?
●アメリカのASPの雄”LinkShare 死の行進”101のマーチャントが脱会。
今度の噂が広まったのは、 The Vaultに、リンクシェアの内部から投書があり、5月11日に、「近く、2回目のレイオフがある」と報じたのがきっかけである。
事態はその後、更に悪化して、翌12日の同誌には、「金曜日の午後12時より4時まで、すべての部門長が呼び出され、堅く占められたドアの向こうでミーティングが開かれた」と報じている。
同誌によると、5月14日、30%がレイオフの対象になるのではないかとの噂が広まった、としている。そして、近く Chapter 11(連邦破産法第11章,チャプターCレブン,会社更生に関する手続きを定めた章)申請もあるかも知れないとの噂を 報じている。
上記の噂がどの程度真実か否かは、今のところ不明だが、リンクシェアにおいては、トップマネージメントのStephen and Heidi Messer の兄弟が、自己中心的で、経営を知らないとの非難もあり、来る6月1日が山場かと云われている。
6月1日は普通だと全社員が昇給を得られる日なのだが、今年は、地獄を見るのではないかと、The Vault 誌の投書は云っている。
アメリカのASP(Affiliate Service Provider)は、上記のリンクシェア社を含めて、BeFree, Commission Junction の三社で、御三家を形成している。アメリカの主要企業のアフィリエイトプログラムを、この三社で分け合った形になっているのである。
リンクシェアは、その中でも最も古い歴史をもち、技術的にも非常に優れたものを持っていると云われている。リンクシェアは日本への進出も果たし、リンクシェアジャパンは、三井物産の系列会社が運営している。
去る4月26日には、帝国ホテルで、リンクシェアUSA社長のHeidi Messer氏を招いて「eマーケティングセミナー」を開催した。盛会だったと報じられているが、日本のアフィリエイトプログラム発展の為には、多くの人々にこのプログラムの存在を知ってもらうのは非常に歓迎すべきことである。
日本に呼ばれたHeidi Messer氏は、それから約2週間後には、ドアを閉ざした裏側で「重要なミーティング」を持ったとされているが、揺籃期にある日本の業界の為にも、海の向こうとはいえ、あまり地殻変動を起こして貰いたくないものである。
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