8月21日、米大手アフィリエイトASPが2002年の第2四半期の黒字化を目指すことを発表した。創業以来赤字経営を続けてきた同社だがあと1年で黒字化を達成することを内外に明確に示したことになる。
同社はアフィリエイトASP専業企業として、唯一米NASDAQに上場しているが、このところのネットバブル崩壊で、同社の株価も大幅に下落してしまっていた。株価下落の大きな理由として、事業の急拡大による損失の拡大があり、同社は本年、大幅なリストを繰り返してきた。
この2002年の黒字化達成のためにも、現在230名いるスタッフを175人まで削減する計画であるという。
一方同社の業績に目を向けると、先月発表になった2001年第2四半期の決算は、前年同期比で28%増の$5.5M(約6億6千万円:1ドル120円換算)となり、軒並み売上減に見舞われているインターネット広告業界においては、比較的堅調な数字を残している。
これは同社の成功報酬型の広告モデルが米電子商取引市場において着実に成長していることを裏付けているのではないだろうか。
いずれにしても米アフィリエイトASPの業績には、今後の国内同業者の行方を占う上でも注目していきたい
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