この問題について幾つかの報道が見られるますが、下記のサイトを参考にしてこの記事を書いています。
Microsoft Affiliate Network'chen
Welcome to the Microsoft Affiliate Network
そして、次のマイクロソフト自身のサイトです。ご参考まで。
マイクロソフトがアフィリエイトプログラムを開始した。5月17日、サイト上で発表、アフィリエイトは人数が限られているからすぐの登録を、と呼びかけている。このネットワークはインハウスのアフィリエイトテクノロジーであるKowabungas MyAffiliateProgram Version 9を土台にしているという。
マイクロソフトは、数年前、そのマイクロソフトショップでの販売に beFree(LSなどと並ぶ著名なASP. 2002年にコミションジャンクションに買収)と組んでアフィリエイトプログラムを行ったことがあったが、2003年に止めてしまった。
マイクロソフトショップはマイクロソフト製品に加えて、第三者の製品も売っていたが、ある日、販売を Microsoft Product Information Centerに変更し、第三者の製品販売を打ち切った。
マイクロソフトは2006年に再び、アフィリエイトプログラムに興味を示し、内容をチェックしたり、人的にも人数を増やして、検討を始めていた。
また、彼らはコミッションジャンクションと組んで、MSNアドセンターやWindows Small Business Server 用のアフィリエイトプログラムを行っていたが、それば、全くプライベートな、招待された者のみを(invitation-only) 対象としていた。MSNアドセンターのアフィリエイトプログラムは、ある限られた期間行われたちょっと変わったトラッキングシステムで、試行的なものであった。そしてその支払いとレポーティングのシステムは、コミションジャンクションのそれを使用していた。
疑うべくもなく、マイクロソフトはアフィリエイトマーケティングに興味が有ることは間違いないが、果たして、ネットワーク(ASP)となるとどうなのだろう。
この度のアフィリエイトプログラムを使用している新しいサイトは、Microsoft Product Information Centerで売っているような、マイクロソフトの主流ソフトウエアやオペレイティングシステム、関連書物などではなく、ウイルススキャナーやアンティ・スパイウエア、ファイアーウオールといったような”ネットワーク”関連の製品である。
また、アフィリエイトになるためのサインアップには、Windows Passport/Live account がログインのためには必要で、実際にサインアップした人の実験談によると、そう簡単にサインして会員になれるものではないらしい。
今回のマイクロソフトのアフィリエイトプログラムは、ベータ(Beta)版と呼べるようなものではなく、その前の アルファ(Alpha)版と呼んだ方が良いとの厳しい指摘がある。
そこで今度の問題はアフィリエイトマーケティング全体に対してどのような問題があるのだろう。
ちょっとした分析を行ってみよう。
今回の件は、マイクロソフトが独自のネットワークを構築しようという(ASPになる)意志を持っていることのシグナルと言って良いかも知れない。他の主要プレイヤー、例えば、GoogleやAOLがアフィリエイトネットワークを取得したのに対して、マイクロソフトは持っていない。結局はKowabunga.com 或いは Kolimbo.comを買収して終わり、ということになるのだろうか。
多くの主要なテクノロジーブランドがアフィリエイトマーケティングに何百億ものカネを投資しているという事実から、アフィリエイト業界はまだ、現状を続けるだろうという確信をもってよいだろう。
限られた数の大きなブランドが業界で競う合うというのは、一般のアフィリエイターにとってはまことに好ましいニュースで、この動きは大歓迎である。
最後に思うことは、Yahoo!は何時、アフィリエイトネットワークを構築するのかということである。或いはどこかを買収するのか、ということである。彼らはYahoo!ストアを土台にしてこのようなこと、簡単にやってのけることができる。彼らが未だにボールを拾わず、他社に数百万ドルのチャンスを与えてしまっていることに驚きを禁じ得ない。
皆さんはどう思われますか?
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