9月14日、メールマガジン、melma など、数々のソリュージョンを提供するインターネットマーケティングの大手、 サイバーエージェント は、その主力事業のひとつ、クリック保証型バナー広告ネットワーク「CYBER CLICK !」から、撤退すると発表した。
事業撤退の理由として、次のように述べている。
「急速にトレンドが変化するインターネット業界にて、バナー広告のアドネットワーク型の広告形態において、競争の激化や業界環境の変化等のさまざまな要因により、同事業の収益状況が急速に悪化した・・・」
同社のサイトの記述によれば、2001年7月現在、「CYBER CLICK!」は約4,000の広告掲載サイトに月間4.5億インプレッションの広告を配信し、日本最大規模のクリック保証型バナー広告配信システムとして、インターネット広告をリードしている立場にあった、とのこと。
しかし、売上の落ち込みと、採算の悪化は留めようの無いところまで来ていたようだ。業界での一般的な話として、バナー広告のクリックスルーレートは1%を切り、0.3%まで落ち込んでいるとの話がもっぱらであった。
サイバーエージェントは、 「CYBER CLICK !」を2001年10月31日をもって終了し、サ イバークリックの広告掲載サイトの取扱いは、今後、同社の子会社のひとつである、アフィリエイト仲介プログラムを運営している、株式会社トラフィックゲートに紹介していく、としている。
クリック保証型のバナー広告の衰退は以前から云われていたが、最大手のひとつが事業から撤退することにより、急速に現実味を帯びることになった。
それに変わるマーケティング手法のひとつ、そして最右翼に位置するのが、アフィリエイトプログラムである。
サイバーエージェントは、アフィリエイトプログラムを専門に扱う、株式会社トラフィックゲートを今年2月に発足させたが、この時点で将来への布石を打ったということだろう。
2001年は日本におけるアフィリエイトプログラム元年とも位置づけられるが、同時に旧来のクリック保証型のマーケティング手法の終焉を告げる年でもあったのである。
(追記: なお、サイバーエージェントは、「CYBER CLICK !」の悪化はあったが、4~6月の第3四半期の決算においては、単体、連結ともに、営業利益が黒字転換したと発表している)
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