リンクシェアが4月30日付けで、一部のマーチャントに関して、最低支払額を引き下げた。今後は次のようになる。
●最低支払金額引き下げECサイト
・イイハナ・ドットコム ¥3,000 ≫ ¥1,000
・SOFTBANK BOOKS ¥5,000 ≫ ¥1,000
・NTTダイナミックテレマ ¥10,000 ≫ ¥1,000
・大京(ライオンズマンション) ¥10,000 ≫ ¥2,000
・セコムタウン ¥5,000 ≫ ¥1,000
・Picture Stage ¥3,000 ≫ ¥1,000
・DLJディレクトSFG証券 ¥10,000 ≫ ¥5,000
一部のサイトについては、かなり思い切った引き下げで、アフィリエイトにとっては、敷居が一度に引き下がった感じである。しかし、中には、では、何故最初から低い金額で設定しなかったのかと疑問を持つ人もいるだろう。
マーチャントは、マーチャントの論理で「一番適正」と考えた額で設定するのだろうが、マーチャントの論理とアフィリエイトの論理は対局にあるとは言わないが、利害が一致しない。
アフィリエイトプログラムで何時も問題になるのが、この「支払い最低額」と、リターンデイと呼ばれる「ビジターの再訪問までの有効日数」である。最初に訪れたビジターが直ちに品物を買うことはあまりなく、それから何日かたって再訪問したときに購入のボタンを押すことが多い。この再訪問までの日にちをどのくらいに設定するかが、些細のようでアフィリエイトにとっては結構、大事な関心事なのである。
リンクシェアでは、以前から、このリターンデイについては大きな関心を示しており、先のリンクシェアセミナーでもこの問題について触れていた。だから、リンクシェアのECサイトには、「再訪問までの有効日数」がすべて記入されている。
今度は、「最低支払額」の引き下げである。これは、アフィリエイトの実体を知っているリンクシェアが、マーチャントを説得したものと推測するが、非常に時機を得ている。
多くのアフィリエイトにとって、「しゃくのタネ」なのが、この「最低支払額」である。アフィリエイトになって、やっとこさ、ビジターが買ってくれて、「よかった、しめしめ、アフィリエイトプログラムも捨てたもんじゃないな」と、ほくそ笑んでいると、その前に立ちはだかる関門がこの「最低支払額」である。
多くのアフィリエイトがこの「関門」によって、せっかくの努力を水の泡にさせられて、半分「だまされた」思いでアフィリエイトプログラムに興味を失い、売上を増やそうという努力をしなくなる。
支払い側のマーチャントにしてみると、この「関門」を高く設けることにより、アフィリエイトに対する支払いを減らし、「儲けた」気持ちになっていると、実際は自分の首をしめたことになり、しっぺ返しを食うのである。
今回のリンクシェアの処置により、中でも、一回でも購入するとすぐにコミッションを支払うマーチャントが出てきた。敢えて記載させて頂く。ここに紹介されていないで、又、他のASPのマーチャントで、最初からそのような政策を採っているサイトも沢山あるだろうが、それらについてはまた、別の機会に紹介させて頂く。
◆NTTダイナミックテレマ【channelA→Z】
コミッション: 1,000─5,000円/1申し込みにつき
最低支払金額: 1,000円
URL : http://www.a2zch.tv/
◆大京(ライオンズマンション)
コミッション: 資料請求 2,000/件
最低支払金額: 2,000円
URL : http://www.daikyo.co.jp/
◆セコムタウン
コミッション: 資料請求 1,000円/件
最低支払金額: 1,000円
URL :http://www.secomtown.com/
このエントリーのトラックバックURL
http://www.affiliateportal.net/mt/mt-tb.cgi/215