三井物産がこの度、新型ショッピングモールをオープンした。アフィリエイトプログラムと買い物代金に応じたポイント発行システムを組み合わせたショッピングモールである。その概要をお伝えする。
新サイトは多くの物販サイトへの入り口となって消費者を誘導、そこで買い物をした消費者に、物産が物販サイトから受け取る報酬の一部をポイントとして還元するという仕組みになっている。
●物販サイトとリンク。著名ショップから買い物をしてポイントをゲット
新サイトの名称は「クラブリンクシェア」(http://www.linkshare.jp/club/)。
このサイトは、現在、リンクシェアのシステムを使用しているマーチャント(広告主)約60社とリンクを貼っている。消費者(ビジター)はリンクシェアを経由して、これらのマーチャントから買い物をすると、消費者を送り込んでくれた謝礼として、リンクシェアには、マーチャントから成果報酬が支払われる。仮にその報酬が5%ならば、リンクシェアはそのうち例えば3%をポイント化して消費者に還元しようというものである。
消費者(ビジター)は、ある物販サイトに直接入って買い物をするよりも、リンクシェアを経由して買い物をした方が、ポイントを貰えて得になる。リンクシェアはモール運営と言っても自ら物販サイトを管理する必要がなく、消費者(ビジター)を送り込む窓口を広げるだけで、成果報酬を増やすことが期待できる。また、マーチャントたる物販サイト側は単純に集客ルートを増やせるメリットがある。
ポイントは一定量貯めれば、商品やギフト券、日本エアシステムの「マイレージ」などに交換できる。ポイント管理や商品との交換は三井物産の子会社であるネットマイルが受け持っている。
●リンクシェアが新型モールをオープンしたねらいとは?
クラブリンクシェアの行き方に、アフィリエイトプログラムの新しい行き方を感じ取る人々も多いのではないだろうか? そこで、リンクシェアをそのオープン以来取材し見続けてきた者の一人として、新型モールの真のねらい目は何なのか、それを次のように要約したみた。
◆リンクシェアはどちらかというと物販系に強みを持っている。これら、物販系に強みのあるマーチャントを一堂に会したモールは、それ自体がリンクシェア自体のトップアフィリエイトのひとつになり得る。
◆また、リンクシェアは次のような視点からもこのモールに期待をかけていることが伺える。即ち、B2Bの仕組み提供でしかなかったアフィリエイト業者として、消費者への直接の接触と囲い込みを図る、と言う点である。
◆更に、リンクシェアの「商品別データ」までトラッキング出来る仕組みを使えば、ある消費者がたとえばデルのXXXモデルを買い、プレステでXXXのソフトも買っている、など、サイトをまたがった形でのマーケティングデータの収集が可能になる。これをうまく生かして将来的には同会員向けに過去の購買履歴に応じたターゲティングメール配信サービスをマーチャントに提供する、といったサービスも可能になる。
◆そして、先にも述べたように、ポイントを一定量貯めれば、商品券やマイレージなどに交換することが出来うるが、このような業務を通じて、物産参加の同じ出資会社であるネットマイルとのうまい相乗効果を狙うことも出来る。
三井物産は年内に10万人の会員を獲得し、今年末までに導入企業を130社程度に拡大するのが目標。また、モール内での取扱高は約10億円を目指している。
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