コニー・バーグさん――女性だからお年は関係ない。しかし、普通の1人の女性が、「今年はアフィリエイト・プログラムで100万ドル近く(約1億1000万円)稼がせて頂きます」と云われては、年齢、容姿、経歴など詮索したくなる。
何はともあれ、100万ドル稼ぐに至ったホームページとは?
FlamingoWorld (フラミンゴ・ワールド) という、いかにも女性らしいネーミングのホームページである。
内容は、云ってみれば、お店や企業のディレクトリーである――いや、「商品のディレクトリー」と云った方が良いかもしれない。ご覧になればお分かりの通り、まったく、変哲もないどちらかというと平凡なホームページであることに気づかれるだろう。
ただ、違うところは、ここに記載されているお店の商品はすべて、セールス中か、割引クーポンつきか、リベートがでるか、とにかくディスカウントで安く買える商品ばかりである。そして多くの仕掛けがちりばめられている。筆者がサイトを見たときには、二日間の期限付きの割引商品がトップページに載っていた。こまめにサイトを更新している証拠である。
彼女は当初、自分の趣味と興味からディスカウントしたり、リベートをだしたり、割引クーポンを付けたりする商品を選び出してホームページに掲示し出したという。――女性らしく、とにかく同じものなる安く買おうという心意気からである―と、云いたいところだが、実際は、彼女の身辺に何かが起こり、人生から逃げ出したくなりこのホームページに熱中することで時間を忘れたかったのだという。
彼女が自分の人生をとりもどすのにはかなりの歳月が必要だった――。彼女がこのホームページを始めて数ヶ月間はまったく何の反応もなく、最初に、少額の小切手をもらったのは、8ヶ月経ってからだという。
そして、いま、彼女は多くのお店や企業から毎月5000ドル(55万円)から8000ドル(90万円)の小切手を受け取るという。その企業の中には、Amazon.com, , Drugstore.com, Babygear.com, Freeshop. And KBKids.com. などがある。
彼女のニュースレターの読者は1万人を超え、ビジターは月に35万をこえている。毎日商品探しや、メールに対する返事を書くのに追われており、いま彼女は1日10時間はコンピュータに向かっているという。
「人々とお友達になるのが大事です。私にメールを下さる人々は、私をビジネス相手だとは思っていないのではないでしょうか。ただ、お買い物に役立つサイトのオーナーとしか思っていないでしょう。フレンドリーな雰囲気で人々とお付き合いする、これが大事です」
(筆者註:いま、私は毎週、渋谷のチャンスメーカーネットのオフィスで、アフィリエイト・プログラム・セミナーをやらさせて頂いている。ここで、「アフィリエイト・プログラムではポルシェ程度の車は買えるが、億万長者は出ていないようです」と話してきたが、そろそろ話を変えねばならない時期に来ているようである。これが日本ならばどんなに喜ばしいことか・・また、それは何時の日か・・)
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