その上田さんが近く2回目の関西ドロップシッピングセミナーを行うという。上田さんはアフィリエイターとして出発し、現在、アフィリエイト、ドロップシッピングの両方に軸足を置いて毎月180万円前後の売り上げを果たしいるという。家庭の主婦としては立派なことだと思う。その上、セミナーを主催するという活躍ぶりである。
(注)2回目の関西ドロップシッピングセミナーは、7月15日(日)東西の主要DSPを集めて、大阪・梅田ハービスPLAZA 6Fにて行われる。詳細固まり次第発表する。
現在の主要DSP(ドロップシッピング・プロバイダー)のプログラムをみても、その中身はアフィリエイトプログラムに非常に近い。それでいて、先日、もしものセミナーに参加して、改めて実感したのだが、アフィリエイトからドロップシッピングへ参入してくる人、特に、アフィリエイトでそこそこの収益を挙げている人、スーパーと言われている人々のドロップシッピングへの参入が思ったより低い。
・これについては、5月14日の
「「もしも大学」に出席して。スーパードロップシッパーの出現を待望する!」を参考にしてください。
そこで、上田淳子さんにご登場を願い、アフィリエイトからドロップシッピングまでの遍歴をお伺いすることにした。多くの方に参考になると思うので、ぜひ、ごらん頂きたい。
以下、質問は筆者、答えは上田淳子さんである。
2004年の6月です。自分の誕生日に(笑)。アフィリエイトをやっていく上で、
藍玉さんや、特に
あびるさんの著書には非常な刺激を受けました。
ホームページビルダーで現在の
「せれぶまましょっぴんぐ」の前身のサイトを作りました。商品はほぼ同じジャンルです。ほとんど何も知識がなかったので、今考えると恥ずかしいような(笑)サイトを2ヶ月くらいかかって作りました。今でも初歩的なページですが、思い出があるのでサイトは置いてあります。
長く売れなくて、本当に売れるのだろうかという焦燥感にさいなまれていました。そのとき家族は冗談で茶化しながらも、(店長!今日の売り上げは?とか^^)「パソコンの勉強だと思えばいい、必ず自分のスキルアップになっているから」と言ってくれて気持ちは楽になりました。
◆初めての売り上げは半年後、6000円!
売り上げは半年後、ちょうど歳末のころ、6,000円です。ピーエイチラボさんからサプリメントが売れました。天にものぼるうれしさで、何回も売り上げのページ見ていました(笑)。不思議ですが1個売れるとなぜか売れ出し、右肩上がりになっていきました。
◆07年5月の総売り上げは両方で180万円前後!ドロップシッピングはそのうち60%。
収入は流動的です、とくにドロップシッピングとの割合は変化してきています。総売り上げでは、5月が約180万円前後。収益率は割合高いので、およその収入はご想像できると思います。その中の4割くらいがアフィリエイトからです。
よく皆様にご説明していますのが、PPC広告です。広告代との兼ね合いが難しいですが、慣れてくると微妙なバランスをとって、掲載順を操作するのも楽しいです。あとは、このごろは披リンクに注目して、相互リンクなども積極的にするようにしています。特にGoogleでは効果的だと思います。今はいかにして自分ブランドを確立していくか、を模索勉強中です。
(注)PPC広告--Pay per click--Googleのアドワーズ、またはOverture などの広告をいう。
電脳卸アフィリエイトです、ここにはずっと売れ続けているお宝商材がたくさんあります。驚きの高報酬で3割はざらなので、とてもお世話になっています。
はい、ドロップシッピングに移行していくだろうと、当初予想していましたが、今は併用すべきであると思っています。ブランド力の強いECサイトさんはプロ中のプロ。自分がそのラインまでたどりつける(かどうかはわかりませんが^^)まで、また、特定商品へのこだわりなどもあり、アフィリエイトは続けていきたいです。
2006年の9月です。ドロップシッピングが始まるのを待ちかねて登録しました。主に、
リアルコミュニケーションズさん、
もしもさんです。現在も2社に絞ってやっています。
◆ドロップシッピングをすんなり立ち上げ。在庫を持たないことに感動!
違和感はありませんでした。ネットショップいわゆるECサイトをしたいと思っていた矢先なので、在庫を持たないことに感動し(笑)ドロップシッピングをやりたかったのです。ほとんど作業はアフィリエイトと変わりなく、すんなり入り込めました。
たまたま自分の集客方法はPPCや披リンクといったものなので、同じことをしても効果的で、すぐに役立ちました。
◆ドロップシッピングをはじめたら次の日に売り上げ!
次の日、9月2日には売れました。アフィリエイトの商品を紹介していたページに、ドロップシッピングの同様商品を載せました。その意味では、店舗を共有できたので、ドロップシッピングではスタートの苦労はあまりなかったです。
アフィリエイトのところと同じ答えになりますが、収入は流動的です、とくにドロップシッピングとの割合が変化してきていますので。総売り上げでは、5月は180万円前後。その中のほぼ6割くらいがドロップシッピングからです。
一般的には、ドロップシッピングの方がよいですが、私が主に使っているASPの電脳卸さんは報酬率は非常に高いので、上回るときがあります。
リアルコミュニケーションズさんは、ショッピングサイトそのものを構築できます。それが、
ストアジュンです。もしもさんから
「ゲルマニウム特選人気商品」です。この二つがドロップシッピングに関しては代表的なサイトということができます。
あとのサイトは、アフィリエイト、ドロップシッピングを混在させています。たとえば、
せぶれまましょっぴんぐです。
最近はほとんどすべての支店をブログで作っています。
私個人の場合ですが、上記のようにほぼ半々から4対6です。ドロップシッピングが60%です。でも、これは、毎月変わっていますので・・・
まだ、ドロップシッピングが始まって1年に満たないので、同じようなサイトが多いのは否めません。しかし、それでは売りにくいし共存できないということが、わかってきた時期にきています。私たちは、自分も含めてですが、魅力を持った店舗つくりに努めなければいけません。
それは難しいようですが、原点に戻り実店舗のことを考えれば、人が集まる立地条件のいい場所で、気持ちのいいお店、良い商品、おしゃれで個性的なレイアウト、信頼できる店長ならば・・当然伸びていくと思います。
ネットショップを運営したいと思っている方にはドロップシッピングは魅力的なシステムですので、プロの認識を持ち、独自のブランド力を身につけた店舗が今後次々出てくると思います。
私もそのような点に目標をおき、もっともっと勉強していかなくてはと思っています。
よく、アフィリエイトとドロップシッピングは比べられることが多いですが、どちらかにしなければいいけないわけでもないので、使い分ければいいと私は思っています。
特定な商品への思い入れもあるし、カリスマECサイトさんの元にあるほうが、まだまだ売れる場合もありますので(笑)。また、ドロップシッピングでも簡単に商品リンクを自由に貼れるので、ひとつのサイトに共存していても違和感はありません。
皆様が自分のお店を将来どうしていきたいかが決まるまで、両方試していかれるのもいいと思います。
◆アフィリエイトもドロップシッピングも家庭でできる万人向けのビジネス。
私は子育てが一段落(大学入学)してから、アフィリエイトを知りましたので、その点では困ったことはありませんでした。
ただ、3世代同居で両親が高齢になってきまして入退院などもあり、家で自分が必要とされている今は、外での仕事はしないほうがいい、という現状です。年齢的にももう求人はないでしょうし(笑)。
アフィリエイトもドロップシッピングもそういう意味でも万人むけの優れたビジネスです。家に居ながら広く世間とも交流できます、時間の配分や中断も自由ですし、何より楽しいですから、いくつになっても出来そうです(笑)
家庭と仕事の究極の両立ができるビジネスだと思っています。
何も言わなくても、子供や夫や義母は前よりも家事などを少しづつ協力してくれるようになりました(笑)。家族はよく理解して応援してくれていますので、とても感謝しています。
以上、上田淳子さんのご協力により、アフィリエイトとドロップシッピングの両方を運営している方の実体験と感想をお聞きすることができた。
上田さんの偉いのは、ご自分のサイト運営でも大変だろうに、ドロップシッピングのセミナーを積極的に手がけていこうという姿勢である。それも非常に内容の濃いセミナーを企画されている。
やはり、このように他人にもそのノウハウを公開し、さらに多くの方々に誘いの手を伸べるということは、簡単にできることではない。第2回のセミナーの内容が決まったらまた皆さんにお知らせしたりして、微力ながら応援させていただきたいと思う。