◆5社が入り乱れて!
去る7月28日に、「(株)もしも」がドロップシッピングに参入する旨プレスリリースしました。「もしも」はネットプライス系の会社。また、27日には電脳卸がサイバーエイジェントグループ・GMOインターネットグループへの第三者割当増資を発表し、「ドロップシッピングのさらなる広大を目指す」としています。
これで、この夏から秋にかけてドロップシップマーケットに参入する名の知れた中堅企業だけでも、、ケンコーコム、リアルコミュニケーションズ、電脳卸、サイバーエイジェント、もしもの5社。
既にClubT のように活動を続けているところもあり、短期間に於けるこの乱立状態は、アフィリエイトプログラムの発足時代をはるかに上回るものがあり、利用者を混乱させるに充分なものがあります。
◆ドロップシッピングビジネスに「泥」を塗らないように
既に多くの方がドロップシッピングについてそれなりの初歩的な知識はお持ちと思いますが、「公式的な」ドロップシッピングの最大の目玉は(詳細は筆者の「ドロップシッピング入門」をご覧下さい);
1.ネットショップを簡単にオープンでき、且つ、商品の値付けを自分で出来る。
2.在庫を持つ必要なく、売れた場合は、「問屋」なり「メーカー」が、ネットショップの名前で客先に商品を送ってくれる。
これらの点にあると思います。
まだ、上記の各社はオープンしていないので、詳細を語るのは避けますが、果たしてこれらの「ドロップシッピング」の常識に沿ったものであるのか、或いは、独自色を出すのは良いが、「ドロップシッピング」とは名ばかりで、結局は、ドロップシッピングに「泥」を塗るものなのか・・。
この秋口には回答が出始めると思いますが、上記の各社は信用できる企業であるにしても、殆どの場合、製品を供給する「問屋」なり「メーカー」がその先にいますので、これらの出来不出来でドロップシッピングの評価が大きく変わってきます。
◆世界的なドロップシップディレクトリーに登録を果たした日本企業がある!
ドロップシッピングが成熟状態にあるアメリカでは、ドロップシッピングに参加している「問屋」「メーカー」を網羅したディレクトリーの存在が、利用者のリスクをいくらかでも軽減しています。有名なディレクトリーに「Worldwide Brands」がありますが、このディレクトリーに載っている「問屋」「メーカー」ならば、まあ、それほど間違いは無いだろうという安心感を利用者に与えています。
この「安心感」を与える役割を、日本では、冒頭に上げた各社が行い、フィルターの役目をすることになると思いますが、果たしてどこまでやってくれるのか・・・。
相当の激戦が予想されるドロップシッピング市場ですが、日本の競争を避けるように、いや、むしろ世界的な競争を求めて、上記の「Worldwide Brands」への登録を果たし、世界のドロップシッピングマーケットにいち早く打って出た企業があります。去る7月25日の「月商8000万円、輸出300万円、世界市場に勝負を挑むストラップヤ・ドットコム」で紹介した、ストラップヤさんです。
◆eBay のオークションサイトで早速実験
筆者も早速、「Worldwide Brands」ディレクトリー上からストラップヤさんにアクセスし、一部の商品をeBay のオークションサイトに持って行って「実験」を始めました。
少し慣れれば、30分もあれば、ディレクトリーからeBay のオークションサイトに記載することが出来ます。
少し、日米のドロップシッピングを体験してみようと思っています。読者の方々にその体験談をお話ししていきたいと思います。
ところで、日本の上記企業で、ストラップヤさんに次いで、世界を相手にしょうという企業は出ないのでしょうか。それどころじゃないよ、という声が聞こえて来そうですが、果たしてそうでしょうか。
世界相手のビジネスは明日からでもというわけにはいきません。上記の企業の中には外国語に堪能な社員を雇って、飛躍を目指している企業があるとのこと。大いに、期待が膨らみます。
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