●デルコンピュータ、アフィリエイトプログラムで売上上昇。更にキャンペーン開始。
最近のニュースでデルコンピュータのオンライン上での売上が上昇し、日商1億円を超えたと伝えられた。この売上上昇はデルの参加しているアフィリエイトプログラムが果たした功績が大きいと言われているが、デルでは更にはずみをつけるために、5月8日からキャンペーンを行う。
デルコンピュータの製品は抜群の価格競争力を持っているのはご承知の通り。また、製品の信頼性で、企業ユーザ、個人ユーザともに高い支持を受けている。筆者も以前勤務していたオフィスでは長年デルのお世話になっていた。安くてサービスの良いのは、経験しているので、積極的に勧めることが出来る。
ご承知の通り、デルは、すべての製品が市販の量販店では販売していないオンライン直販方式のため、確実に報酬を獲得することが可能で、また商品単価が高いため、効率よく成功報酬を得られる。他のコンピュータと違い、この点、アフィリエイトプログラム向きである。
なお、5月8日から1ケ月間は「スカイスクレ-パ-バナ-」と「特定商品のリンク掲載」で 1クリック1円がもらえるキャンペーンが始まる。詳細はこちらをご覧頂きたい。
http://www.dell.com/html/jp/jpn/gen/affiliate/index.htm
●アフィリエイトへの最低支払額について、そのプラスマイナス。
5月1日の「業界情報」に、リンクシェアが幾つかのマーチャントの支払い最低額のハードルを低くしたことを報じた。これは、アフィリエイトにとって歓迎すべきことなのだが、時には、送金手数料をとられたりすると、手取りが大きく目減りすることがある。アフィリエイトとしては、このあたりの案配を勘案して支払い送金額を決める必要がある。
筆者は個人のHPで、アメリカのあるサイトのアフィリエイトになっているが、たまたまロングライフ・コミッション(決まった額が毎月、長い間送られてくる支払い形式)にありついて、僅かではあるが、毎月7ドル(約900円)の小切手が必ず送られてきた。しかし、ドルを円に換算するのに、一件につき2000円以上かかる。最初のうちは、この小切手を記念にとっておいたが、ついにたまりかねて、50ドル以上になったら送ってくれと申し入れたのである。
事例がちょっと違うが、時には最低送金額の低さが必ずしもプラスに働かないこともある。あなたのサイトの毎月の稼ぎを良く検討して決める必要がある。
以上、アフィリエイトの立場から述べたが、ASP,マーチャントにしてみれば、敷居が低くなると、件数が多くなって手間がかかると言う問題がある。送金費用をASP持ちの場合は更に出費が多くなる。いろいろマイナス面が生じてくる。
双方にプラスマイナス色々あることを知っておいて頂きたい。しかし、出来るだけ敷居を低くする方が、アフィリエイトは気軽に利用できるという心理面を是非考えて頂きたい。その意味で、この度のリンクシェアの措置は、アフィリエイトにとっては、大歓迎である。
●アフィリエイトへの最低支払額、楽天の場合。
楽天のアフィリエイトプログラム参加はいずれにせよ、業界にとっては大きな出来事なので毎回のように触れさせてもらっている。しかし、コミッションが1%と低額なので、一般の人々ではこれで稼ぐにはかなり工夫が必要であると書いてきた。この工夫の仕方については追々書いていくとして、今回は、上に述べた項目に関連して、「最低支払額」について触れてみる。
ご覧になった方も多いと思うのだが、楽天がアフィリエイトプログラムを開始した4月の始めだったと思うが、「週刊アスキー」だかに、かなり意地の悪い観測記事が載っていた(出所が定かでなく申し訳ありません)。
それによると、8000店もあるショップで、一体、幾らになるか分からないコミッション額を楽天が全部背負ってアフィリエイトプログラムを始めたと聞くと、楽天も思い切ったことをやったととるかも知れないが、決してそうではなく、裏にはちゃんと計算がある、というのである。
それは、最低支払額で、楽天の場合5000円である。しかし、5000円のコミッションを貰うには、50万円の売上がなければならない。50万円売り上げられるサイトが一体いくつあるというのだろう。大きなポータルサイトは別にして、一般の個人サイトは殆どが最低支払額に達しないだろう。だから、楽天の負担は決してそんなに大きなものではない。
そうこうするうちに、楽天は自己負担をうち切って、「アフィリエイトプログラムを続けたい人は、今後はご自分でコミッションを負担して下さい」ということになるだろう、というのである。
楽天とすれば、過度期の火の粉を振り払えば、それで良いわけで(ショップに、毎月の運営金以外に100万円以上の売上に対して、コミッションを支払うように条件を変えた)、自己負担がそう長い間続くものではない、というのである。
なるほど、と思いたくなる推測記事だが、記事の内容はともかくとして、ここで利用されているのが「最低支払額」という関門である。
アフィリエイトプログラムには、いろいろなかたちで、この最低支払額が利用されている。筆者も末席ながら、実験台の意味で、内外のアフィリエイトプログラムを利用させて頂いているが、では、どうやってパートナーを選ぶかというと、これは、皆さんと同じで、
1.コミッションの多いところ
2.最低支払額があまり多くないところ
3.自分のサイトのコンセプトとあまりかけ離れていないところ
まあ、以上が基準になっているが、「最低支払額」は、パートナーを選ぶ上で大事な基準の一つになっているということである。私もそうだったが、最初選ぶときに、円の交換に幾らとられるとか、手数料がどうなるとか、そんなことはあまり気にしない。敷居が低いと言うことを最重要点に選んでしまう。
この点、楽天は、上の1と2については、非常に厳しい。かといって、量の多さは非常に魅力的である。一般の個人サイトで楽天でがっぽり稼ぐサイトの出現を期待すると同時に、その「極意」を知りたいところである。
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