先週、2月28日発行のアフィリエイトポータルネット発行の「週刊アフィリエイトマガジン」が300号を記録しました。
掲載した記事はたまたま、ドロップシッピング関連のものが2件載っていますが、最近の傾向の一端を示しているようです。
一般の人達がネットを使用しての収入源は質量共にアフィリエイトプログラムがここ数年、そのトップを走り続けています。現状は今もって変わっていませんが、新しいプログラムが人々の関心をひき始めているというのは、事実で、ドロップシッピングはその現れでしょう。
さて、「週刊アフィリエイトマガジン」が300号を達成するのに、2000年8月より、足かけ8年かかりましたが、一つの業界に限ってのネットマガジンとしては、それほど類例がないのではないかと思います。これはそのまま、この業界の繁栄を映し出しています。
このネットマガジン発刊のきっかけを作ったファンコミュニケーションズは、2005年11月、アフィリエイト業界では、真っ先に上場を果たしましたが、2007年3月2日の日本経済新聞の「新興企業の成長力を探る」には次の記述が見えます。
成果報酬型インターネット広告の仲介を手掛けるファンコミュニケーションズの業績が広大している。広告主の増加で2007年12月期の単独計上利益は過去最高を見込む。[中略] 前期の売上高は前の期比26%増の53億6700万円、経常利益は30%増しの9億9000万円に達した。[中略] 幅広い広告主を開拓したことで、前期末の広告主数は2570社(携帯電話向けを除く)と 1年間で34%増えた。
売上53億6700万円! 広告主数2570社!小生がアフィリエイトポータルネット(前身はチャンスメーカーネットといった)や「週刊アフィリエイトマガジン」の創刊のためにファンコミュニケーションズの方々と打ち合わせしていた頃は、やっと2?3社が広告主として載ったばかりで、それもみな、身内の会社でした。話は「カネがない、カネがない」のナイナイづくしの話ばかり。
そんな中で、アフィリエイトポータルネットが立ち上がり、「週刊アフィリエイトマガジン」が出たわけですが、その当時は、今日のアフィリエイト業界の隆盛を予測し得なかったというのが本当のところでしょう。
ファンコミュニケーションズに次いで、アドウェイズ、バリューコマース、インタースペースと続けて上場を行いましたが、当事者のご苦労察して余りあります。
今このコラムで昔話をしようとは思いませんが、最近感じるのは「アフィリエイトマーケティング白書」のようなものの必要性です。きちんとした統計をいれた数十万のアフィリエイトの人達に役立つ「歴史」と「理論」を整理した「白書」もどきのものを作ることによって、この業界の足腰を鍛え直すきっかけにでもしたい思いがあります。
この思いを実現するのに少しでも参考になるのがこのアフィリエイトポータルネットであり、発刊300号を迎えた「週刊アフィリエイトマガジン」です。
2007年度はドロップシッピングの話題が業界を賑わすでしょう。アフィリエイトプログラムと重なり合うところがあるだけに、この両者の棲み分けというか、使い分けに多くの人達の関心が集まるに違いありません。
このアフィリエイトポータルネットにも、「ネット広告サービス比較」に加えて、「ドロップシッピング比較」の項目が加えられました。「ネット広告サービス比較」はこの種の情報源としては業界随一と行っても良いくらい情報が充実しています。パートナーのあびる氏の努力によるものですが、「ドロップシッピング比較」もこの域まで行くかどうか。ひとえに業界の発達度にかかっています。
ドロップシッピング業界から何時上場会社がでるか、それも話題の一つになるでしょう。アフィリエイト業界と並び立つ足腰の強い業界に育っていって貰いたいと思っています。
多くの方々の支えによって、「週刊アフィリエイトマガジン」が300号を出しましたが、今後のご後援、ご愛読、よろしくお願い申し上げます。
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