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【編集後記】内視鏡による食道ガン治療--早期発見の為の方策の一つについて(病室便り、その2)

投稿者 石川洋一 2008年08月07日 10:53

●患者を”様”付けで呼ぶ、杏林大学病院
杏林大学病院と私との出会いは、7年前にさかのぼる。札幌赴任中、心筋梗塞で倒れ、 北海道循環器病院に3ヶ月入院の後、東京に帰ってきた。そこで、今後、お世話になる病院は、と探したところ、杏林大学病院の名を見つけた。通院するのに1時間強と決して近くはないが、近辺では数少ない大学病院の一つなので、北海道循環器病院の紹介状を持って行き、お世話になることにした。

最初に驚いたのは、杏林大学病院では、来院者、患者を“様”付けで呼ぶことである。この年まで、先の北海道循環器病院での長期入院を始め、いろいろな医院、診療所、病院にお世話になったが、日本人の習性とでもいうのか、“診ていただく、治していただく”といった思いが強く、病院に行くといたずらに頭が低くなる。

杏林大学病院の受付で“様”付けで呼ばれ、“様”付けで応対されたときには、かなり驚いた。その他のことも病院従事者の教育が徹底していて、病院という、人間としての負の部分をさらけ出す場において、その負い目の部分を感じさせないような応対に心がけてくれる。来院者を“様”付けで呼ぶ病院は他にも勿論あるだろうが、今までの所、出会う機会がない。他の病院で経験された方おられますか?

病院で“なごます”という表現はそぐわないかも知れないが、外来棟の最上階に高級志向のレストランやカフェがあり、来院者の心を“なごます”心使いが感じられる。高級レストラン “レストランガーデン”は眺めが良く、ランチ時には大繁盛で列をなしている。階下には、ローソンやスターバックスもある。大学の付属病院という規模の大きさを利用して来院者に心地よく過ごしてもらおうというサービスが感じられる。

●初期発見には時には違った観点のチェックが必要
腹痛が続き、薬屋での売薬で凌いでいたが、どうしても治らず、妻に背中を押されて町の診療所に行ったのが5月14日。その診療所に古い胃カメラがあり、診療所長が「胃カメラで検査をしてみよう」と言ったとき、私は、この胃カメラの使用頻度を増やすための方策に利用されたのかなくらいに思っていた。胃カメラによる検査はその週の土曜日、5月18日ということになった。

この頃、自前のセミナーを予定しており、その募集が思い通り行かず、また、ドロップシッピング協会の理事会、住む町のコンピュータ講師会の集まりなど、ある程度準備が必要な予定が集中していて、心落ち着かない日々の連続であった。当初から参加していたリンクシェアサミットも丁度この頃であった。関係者にお願いしてこれらの予定から解放されたとき、正直、ほっとしてそれだけで病の半分が消えたような気がした。病は気からとは良く言ったものである。

5月18日に町の診療所で、杏林大学病院から月に一二回、胃カメラを利用しての治療に来られるA先生の診断を受け、その場で「胃ガンの兆候が出ている」と言われたとき、やはり人並みにショックを受けた。自分とガンは関係ないという思いが砕かれたこと、また、この頃、妹が胃ガンで苦しみ、2年ばかり入退院を繰り返していたから、そのことも頭をよぎった。

しかし、「初期段階」であるとの見立てで、手術後3週間程度の入院、後は自宅療養と通院で治癒に向かうのではないかとのことで、ガンもこの程度の治療で治るのかと改めて初期発見の重大性を認識した。

対照的なのが妹だ。いくつもの仕事を持ち、大きなネットワークを運営し、万人が認める元気印の代名詞みたいな彼女が、“ちょっと気分が悪くなり”それまで敬遠していた友人の医師の精密検査を受けたとき、既にガンにむしばまれていて第四期症状だと告げられた。

この文章を読まれている方にお願いしたいのは、少なくとも二年に一度は、精密検査を受けること、それも違った観点から検査を受けることを是非お勧めしたい。

私の場合、7年前に心筋梗塞で倒れ、その後、最低一月に一度は病院に行き、かかりつけの医師の診断を受け、薬をもらい、三月か四月に一度は血液検査、レントゲン写真を撮っていた。血圧が高い低い、コレステロール値が云々といった診断は受け、それに対処するクスリを飲み続け、食生活にも気をつけていたが、毎月のように医師の診断を受けながら、ガンのガの字も言われなかった。担当の医者は循環器科の専門医であった。

私のガンは、偶然ながら胃カメラを飲んだこと。見つけにくいと言われていた初期の食道ガンを見つける新しい方法がここ数年の間に発達していたことが、その幸運に寄与したことになる。担当医は消化器科の専門医であった。違った観点から診てもらうことの大事さを痛感した次第である。

●手術までの諸治療について
6月2日 杏林大学病院にて、先に“町の診療所”で、胃カメラを使い、胃ガンの兆候を発見されたA先生の説明を受ける。先に胃カメラで写した写真を病院関係者にも見せ、初期食道ガンであることを確認したらしい。A先生の薦めにより、内視鏡手術の専門家である消化器外科のA先生を紹介される。そのA先生とのアポは6月13日。

6月13日杏林大学病院消化器外科のA先生より病状に関する詳しい説明を受ける。このときに食道ガン手術に3通りあることを説明される。内視鏡手術を選んだことにより、更に細部チェックのため、入院・手術まで幾つかの検査を受けることを指示される。そのプロセス次の通り。

--入院までのプロセス--
・6月16日CT(コンピューター断層撮影-造影剤投与)
・6月20日超音波検査(体表領域のリンパ節を検査)
・7月1日胃透視検査(上部消化管検査)
・7月4日上記検査の結果を総合判断の上、入院・手術の日程を決定

以上のプロセスを経て、7月23日入院、24日手術と日程が決まった。

(石川洋一 8月4日、杏林大学病院・消化器外科病室にて)

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