RSS
ホーム > 編集後記(石川) >

ネット広告サービス比較

アフィリエイト・マーケティング協会
サイトキャッチャー

誰でもできる!ブログで簡単!アフィリエイト

アフィリエイトに役立つジャンルの本

このランキングは、当サイトのどのページにリンクしていただいても反映されるようになっています。
アクセス解析

2013年政治関連の本の中で最大の話題になった「永続敗戦論」について

投稿者 石川洋一 2014年01月15日 20:53

先週、昨年発売された文芸関連で最も優れた本として乙川優三郎氏の「脊梁山脈」を紹介しました。今日は、社会・政治関連で最も話題になった本の一つを紹介します。


いま、戦後生まれの人たちが人口の80%を占めようとしているとき、第二次大戦がこの国を焼け野原にして「負けいくさ」で終わって70年経とうというとき、われわれの周りには、再びきな臭い匂いが立ち込めてきています。恐らく、戦後生まれの人たちにはまったく気づかないであろうきな臭い匂い。

それは、私のように戦前に生まれその空気を吸っている人間には敏感に感じられ、耐えられない匂いなのです。私の年代(81歳)以上の人たちは、時の政府にあやつられて気付いたときには戦争の真っただ中にいました。そして310万人の同胞が命を失い、アジアでは2000万人の人々が死んでいるのです。

今日現在のこの国の空気はまさに、その時の空気と同じ匂いがしています。戦争の恐ろしさを知らず、かりそめの好景気に酔っている多くの人たち。 気付いたら、あなた方自身、或は、子供や孫が、戦争の最前線にかり出されていた、そんな匂いが国中に漂ってきているのです。

「そんなこと起こるわけないよ」と、この匂いをあざけ笑っている人たちは、やがて、私たちと同じ経験を持つことになるでしょう。その時には既に遅いのです。

そのような危ない空気が蔓延しているところへ、戦後生まれの若い論客が、警鐘をならす本を著したのです。既に読まれている方も多いと思います。昨年、2013年に発売された政治関連の本の中で、最大の話題になった本です。著者は白井総さん。1977年生まれ。文化学園大学助教です。

発売された当初、多くのマスコミで驚きの眼をもって取り上げられ、一時、アマゾンのサイトで品切れになったようです。このかたい本を多くの人が読んだという事実は、まだ、この国がまともな面を持つということの証として、いくらかは心休まるところがあります。

読まれた多くの方々の論評、読後感をまず列記します。ご存じない方のために、下記の池澤夏樹さんの書評をお読みください。概要を現しています。

「若い論客が卓見を述べている。『永続敗戦論』(太田出版)で白井聡氏は、日本人は「敗戦」をなかったことにして「終戦」だけで歴史を作ってきたと言う。強いアメリカにはひたすら服従、弱い中国と韓国・北朝鮮に対しては強気で押し切る。その姿勢を経済力が支えてきた。彼が言う「永続敗戦」は戦後の歴史をうまく説明している。」 池澤夏樹(作家)

「書名以上に、本書の内容は刺激的である。読んだあと、顔面に強烈なパンチを見舞われ、あっけなくマットに仰向けに倒れこむ心境になった。こんな読後感は初めてだ。」水野和夫(日本大学教授・経済学)

「戦後の繁栄と平和を誇り、まるで敗戦などなかったようにアジア諸国に対して排外的ナショナリズムを主張する日本。その背後に米国の圧倒的な軍事力があることを私たちは知っている。そこをふまえて白井は書いている。」  長薗安浩(作家。元「就職ジャーナル」「ダ・ヴィンチ」編集長)

8月15日は、戦争が「終わった日」であって、「負けた日」であるという現実と歴史から目をそらし、物語を語りつないできたところに、排外ナショナリズムが幅をきかせる現在の日本があるということです。そして、このことは、原発問題にも、領土問題にも、嫌中、嫌韓問題にも尾を引いているというのです。

右の方にも、左の方にも読んで頂いて、今後の日本を考えるうえでぜひとも、参考にしていただきたい本です。(続く)

このエントリーのトラックバックURL
http://www.affiliateportal.net/mt/mt-tb.cgi/1059


このページの先頭へ戻る