■ 衝動買い?
1. 良く衝動買いということを云われますが、一部の人をのぞいて、結構,計画的にものを買うものなのです。 始めて耳にしたものを、即座に買ってしまうということは、滅多になく、あってもそれは、あなたの潜在意識の中に残っていたものに違いありません。
これは、何を意味するかというと、人々に記憶の底に残るような意識を植え付けておくことが大事だということです。
2. 人々がものを購入するときには、少額のポケットマネーで買うようなものをのぞいて、三回、四回と足を運んで決定するものです。このような人間の習性的な行動に目を付けて、ものを売ることが大事です。
■ バナー広告は衝動買いを期待している?
上に述べたことと、アフィリエイトマーケティングとの関わり合いはどうなるのでしょう?
殆どのアフィリエイトプログラムが、マーケティングの主要な手段として、バナー広告を使用しています。これはどういう事かというと、人々の衝動的な行動を期待しているということなのです。
多くのアフィリエイトプログラム利用者は(又はマーチャントは)、人々は、購買意欲があり、今買わなくても、また戻ってくるだろうという、購買に対する活力があるものと、想定していませんか?
こうして、常に、新しいお客さんの後を追っかけることになります。その結末はというと、マーチャントもそのアフィリエイトも、販売高を減らして行くことになるのです。
■ 人間心理を呼び起こすemailの役割
TV広告などで経験済みのように、あなたが何者かと云うことを人々の記憶の底に残しておくこと、これが大事なのです。しかも、素早く行うこと。多くのビジネスが人々の心に宿る、無意識的な心の動き、記憶に残っているものに心を寄せるという意識を、無視しがちなのです。
Emailは、この人間心理を呼び起こす役割を果たします。ですから、emailを決しておろそかにしてはなりません。むしろ、専任者を置くくらいの心がけでemailをチェックすることが大事です。
筆者自身、アメリカのドットコムに接することが非常に多いのですが、そこで日夜、実感しているのが、そのemailの使い方のうまさです。どうしてここまでやるのかと思うくらい、裏を返せば執拗に、しかし、いやでもそのドットコムのことは心に残ってしまうのです。何か買うときには、「そういえば、あの会社があったな」と思い出して、始めての会社であっても、何か気安い気持ちで注文を出してしまうのです。
残念ながら、日本の会社で、ここまでやるのは殆どありません。淡泊というか、emailの使い方に習熟していないというか、中には、emailで問い合わせても返事をよこさない会社があるのには驚きます。
■ emailチェックはマネージャーの仕事
しかし、emailに返事をださなくても、電話を使っての返事にはアクションを起こす人々が多いようです。Emailに対して重みを感じていないのですね。その結果
の怖さを実感していないのが現実かもしれません。中には、数十億のビジネスをやっている会社が、アルバイトで雇った18才程度の坊やなり、お姉ちゃんにemailの仕分け、返事をさせているというから驚きです。
Emailは、ダイレクトマーケティングの基本であり、ビジネスに関する深い知識と、プロフェッショナルな訓練を積んだ人でないと、きちんとした対応は出来ません。18才の坊やが対応出来ると思いますか?
特に、昨今のemailは、”Permission email marketing” といって、昨年あたり流行した、Permission Marketing の手法に基づいているので、受け取る相手は、emailを期待して待っている相手の場合が多いのです。これは、関連部門の責任者の仕事の一環であって、18才のアルバイトが行う仕事ではありません。
■ アメリカのemailの規模
日本でもemailに関する統計が出ているのではないかと思いますが、手元にないので、アメリカの資料からの数字ですが、
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