日本経済新聞の、3月9日の夕刊と10日の朝刊をごらんになった方は 、無意識ながらも記憶されたかも知れない。2日間続けて、世界最大のオークションサイト、イーベイ・ドットコム?ebay.comに関する記事が載っているからである。
9日の夕刊には、「ebay 誕生」の話が載っている。誕生のきっかけは、1995年秋、ebayの創業者の一人、当時スタンフォード大学院の学生だったピエール・オミディアが、ガールフレンドから、彼女が収集しているあるキャンディー・ケースを集める仕組みを作れないかと相談を受けたことによるという。
それまでの収集ということになると、友人と情報交換し、欲しいものを見つけると、直接尋ねたり、郵送してもらったりで非常に手間のかかる手順を踏まねばならなかった。
そこで、インターネットに夢中になっていたボーイフレンドのオメディアに相談したのである。オメディアは婚約者から頼まれた仕組み、すなわち、インターネットを使って電子的にZリ」が出来る仕組みを、友人のジェフ・スコールと共に作り出したのである。 これが後にebay となるのである。
この競売の仕組みに目をつけたのがベンチャーキャピタルのベンチマーク・キャピタルで、将来性を買い、このビジネスに出資したのである。創立者の二人は会社の経営はプロにまかせようと、玩具会社の大手、ハスプロのマーケティング担当、メグ・ウイットマンをスカウトして経営を任せた。そして、1998年に株式を公開、創業者たちは一晩で億万長者になったのである。
このebay の社長メグ・ウイットマンが、日経の主催する「世界情報通信サミット2001」に招かれ、二日目の3月9日に大手町の日経ホールで、「新しいビジネスモデルと経済ルール」と題して、基調講演を行った。
基調講演の概要:
「混沌たる現在の市場のの中でイーベイが繁栄を誇っているのはインターネット上で世界中の人が、モノを売買するオークションがネットに適合しているからであり、営業利益20%という高利益を生むビジネスモデルにあるからである・・(中略)。Ebayの現在の登録ユーザー数は2200万人。年間の取扱高は65億ドル。創業以来5年、現在1500人の社員を有する・・・」
このebay が、アフィリエイトプログラムに参加するにあたりコミッションジャンクションを選んだ。先週、アメリカ一の就職サイト、JobsOnLine.comがリンクシェアからコミッションジャンクションに乗り換えたことを伝えたが、今度の出来事はどうもそれ以上の「事件」ではないのだろうか。
なお、ebay は、ご存じの通り、日本でもビジネス展開をしているが、 ebay Jjapan はアフィリエイトプログラムには参加していないようである。
ebay.com (USA) は、「我々はグローバルな展開を目指しているので、世界の皆さんのアフィリエイトプログラムへの登録参加を歓迎する」と云っている。英語版とはいへ、世界最大のオークションサイトのアフィリエイトプログラムへ登録してみては如何だろう。登録者を一人獲得するたびに4ドルもらえる会員獲得型のモデルである。
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