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「自己増殖型モデルは今後も強化」 ソフトバンクEC代表宮内謙氏が言明

投稿者 石川洋一 2001年10月19日 22:55

ソフトバンク・イーシーホールディングス株式会社(ソフトバンクEC)が10月16日に事業戦略説明会を開催し、グループ内のECサービス事業の一部門、 「イーエスブックス」では、ユーザーや出版社・企業が自らのセレクトでオンライン書店を設置できる「みんなの書店」機能で売上げが大幅に伸びている点に触れ、「こうした自己増殖型のモデルは今後も強化していく」(ソフトバンクEC代表宮内謙氏)と述べた。

この説明会の中で、宮内謙代表は、「事業の柱と営業利益ターゲットを明確にし、3年で黒字化する見込みのない事業は見直しを図る」と表明している。

「イーエスブックス」は、ソフトバンクECが、セブンイレブン、ヤフー、トーハンなどと共に、平成11年8月に設立したオンライン書籍、およびサービス販売の会社である。グループ内の他の事業が精算、吸収を強いられている中で、「イーエスブックス」は、上記の理由により好調だという。

「イーエスブックス」は、「みんなの書店」の「店長」同士を競わせて、売り上げ、来店者数などにより、上位5名の優秀な「書店」には商品券を出している。トップは1万円、以下4名に5000円づつが出る。この「みんなの書店コンテスト」は毎月行われ、既に5回行われている。

「みんなの書店」は今年の5月にスタートし、10月初旬現在の「みんなの書店」の中の一般読者が開いた書店数は5,450店である。このほかに、企業や出版社が開いている「書店」もある。

オンライン書店はご承知の通り数多くあり、それぞれ個性を競い合っている。そのうちの過半数がアフィリエイトプログラムを採用している。同業であるアマゾンドットコムの成功を見習うのは当然のことであろう。

「みんなの書店」は、アフィリエイトプログラムとは云っていないが、その変形であることは間違いない。10月5日の「みんなの書店」システムの大幅リニューアルにより、自分の「書店」内で、来店者数と売上に加え、新たに売れた商品を把握できる仕組みが加わった。更にホームページ保持者にはリンクがつくようになった。コンテストにより売り上げ数が多ければ商品券ではあるが、お金が稼げる。まさにアフィリエイトプログラムの変形である。

また、毎月のコンテストで出る1万円、5000円の商品券は一見、たいした金額でないようだが、他のオンライン書店のアフィリエイトプログラムをみると、決してそうでないことが分かる。他のオンライン書店で、かりに5%のコミッションを貰えるとして、1万円稼ぐには20万円の売り上げが必要である。個人のサイトでは2000円の本が100冊である。これはやはり容易でない。

いずれにしろ、ソフトバンクECの宮内代表が云っているように、この「みんなの書店」のような、自らのセレクトでビジネス展開が出来る、「自己増殖型モデル」は、これからのECサービス事業においては、強化されるべきであり、取り上げてない企業は真剣な「研究対象」とすべきであろう。

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