コミッションジャンクションが、契約の内容変更を先日発表したが(6月4日新着情報参照のこと)、アメリカのアフィリエイト業界はこれにたいする賛否両論で、連日ごった返している。
それは、それとして、このコミッションジャンクションの契約内容の変更を伝える”マーチャント”及び”アフィリエイト”へのemailの中で、真っ先に気づいたことがあった。実は、”マーチャント”、”アフィリエイト”という言葉を一切使ってないのである。それに変わって、”パブリッシャー(Publisher)”、”アドバータイザー(Advertiser)”という言葉を使っている。
日本語に訳せば、 ”発行者”及び”広告主”となる。 実は、アメリカでは、以前から、アフィリエイトプログラムの用語について、見直そうではないかという議論があったのである。
コミッションジャンクションが、その先陣を切ったというわけである。しかし、そのホームページまでが変わったというのではない。相変わらず、このマーケティング手法は”アフィリエイトマーケティング”であり、”アフィリエイトプログラム”なのである。マーチャント、アフィリエイトと言う用語は消えていない。
この傾向がどこまで浸透するかまったく不明であるが、”アフィリエイトプログラム”において主要な役割を演じる両者の関係を考えると、”パブリッシャー”、”アドバータイザー”の方が、その関係を言い表しているという意見が多い。
アメリカでも問題視されている用語を、そのまま、日本に持ち込んで使っているこの業界こそ、考え直すべきかも知れない。”アフィリエイトプログラム”という用語が日本の業界の発展を阻害している一大要因ではあるまいか?
筆者は以前、このプログラムを始めて紹介するとき、考えあぐねて、”販売提携プログラム”という用語を使って、このマーケティング手法を説明したが、”アフィリエイトプログラム”よりは、日本人にはマシなのではあるまいか。
日本でも、書籍販売のBK1が、”個人サイト販売提携システム 「bk1ブリーダー・プログラム」 ”という言葉を使っている。アフィリエイトプログラムと言う言葉は一切使っていない。ひとつの戦略でもあり、見識でもある。
言葉は正に生きている。初心者に”アフィリエイトプログラム”という、発音すると口が曲がりそうな”外来用語”を使い続ける限り、どうも業界の発展は亀の歩みから逃れられないような気がするが・・・・。
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