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マーチャントのアフィリエイト・プログラムへの取り組み方をチェックする

投稿者 石川洋一 2001年02月18日 01:03

2月11日の、新着情報、「アフィリエイト・プログラムとアウトソーシング」の中で、効率的に運営している、マーチャントは5000のうち、せいぜい10%であるという、Joel Gehman 氏の言葉を引用したが、Joel が最近、面白い実験をやっているので紹介したい。

彼の実験とは次のようなものである。

アメリカのASP御三家のひとつ、Befree 社のアフィリエイトに登録申請してその反応をチェックしたのである。

Joel は、BeFree の382の登録マーチャントのうち、彼が既にアフィリエイトになっている92のマーチャントや、アメリカ以外のマーチャント16を除いた、274のマーチャントに対して、一斉にアフィリエイト登録をしたのである。

その反応は次の通りである。

1. 3日以内に返事のあったもの (156-----56.9%)
2. 直ちに返事のあったもの (11-----7.1%)
3. プログラム担当者の氏名つきで返事のあったもの  (12-----7.7%)
4. 担当者の氏名、メールアドレス、telつきで返事のあったもの (7-----4.5%)
5. 責任者の署名入りで返事のあったもの   (1-----0.6%)

● 3日以内に返事のなかったものが、120もあることになる。(彼はこれについて別に記事を書くと云っている)

解説を加えると次のようになる。

1. 3日以内に承認の可否を伝えるのは当然で、それ以上かかっている場合は、これはこれで研究対象になるほど、興味深い現象である。それが120もあるとは、驚きである。

2. メールで、返事をよこす場合は、紋切り型でなく、出来れば血の通ったものであって欲しい。それも署名欄が 「ABC社、アフィリエイト・プログラム担当チーム」などとあるのは不可。担当者、或いは担当責任者の名前が書いてあるべきである(上記、3がそれである)


3. 更に加えて、担当者のemailアドレス、電話番号があれば更に良い(上記4である)

4. 中に一点、担当責任者のサイン入りのものがあった(上記5である)

Joel は、このレポートの題名に”Treat me right” (私をきちんと扱って)という題名をつけている。彼がどのようなサイトを承認対象にして提出したのかは知らないが、アメリカの著名なコンサルタントもいろいろなことをやって、資料を収集しているのだと、感じ入った次第である。

筆者の感想と日本流”Treat me right”:

●まず、日本とアメリカの場合の商慣習の違いがあるが、商慣習の違いを乗り越えて、メールに担当者名を記し、「あなたについては私がバックアップさせて頂きます」との明確な意思表示は、アフィリエイトをやる気にさせるのは事実である。

● ただ、その前に、先日も書いたが、日本の場合は「紋切り型の」登録承認が送られて来る以外に、暖かみのあるメールなど、まず、マーチャントからは来ないのが実状である。

● マーチャントはアフィリエイトに直接 email を出すな、という取り決めでもあるのかと思うほど、日本のマーチャントはアフィリエイトを放りっぱなしにしている。

● この点の自覚を促さないと、日本のマーチャントは墓穴を掘ることになる。アフィリエイト・プログラムは、あくまでもマーチャントがしっかりと主導権を握って運営していかないと長くは続かない。システム提供者に任せきりではいけない。

● 日本流“Treat me right”(私をきちんと扱って) :

筆者も、日本の例だが、最近、おやっと思う経験をした。あるマーチャントのアフィリエイトになっていたが、そのプログラムが更新することになってので、登録をやり直した。ニ三日後、先回登録承認OKしたのとまったく同じ署名で、「お宅のサイトは当社にはむかない、未完成、反社会性だから」といって今度は断ってきた。

当方のサイトは以前より良くなっていると思っていたのに、(ましてや反社会性ではない)どこを見て登録承認を出しているのかと、このマーチャントの商品は以後扱わないことにした。人に意見を問われたら、「かなりいい加減なところだよ」と云うだろう。

このように、僅かなことが、アフィリエイトとマーチャントの間に溝を作る場合がある。マーチャントの担当者はその企業の生命線の一つを握っているくらいの自覚が欲しい。

結び:
アメリカではアフィリエイト・プログラムに関する記事はあふれるほどあり、マーチャントに対して、非常に厳しい注文をつけている。

そして、マーチャントを批判する場合でもきちんと実名をあげてやっている。そして、その反論を載せている。日本の場合、まだ、このマーケットがそこまで発達していないが、この業界を良くするためにそのようなこともやっていいのかなと思っている。

これから、何回も、マーチャントの自覚を促すような記事を掲載していく。それが日本のアフィリエイト・プログラム発展に通じるからである。

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