ところがアフィリエイトは、千差万別で、1,000のアフィリエイトとネットワークを組んでいるとすれば、その内容、彼らの考えていること、要求などその数だけあると考えて間違いありません。しかし、1,000の要求に応えることはできませんから、最大限それらをグループ化し、要求を絞り込んでいったらどうでしょう。
アフィリエイトを少なくても三つに分けたらどうだろうと提案しているアメリカのカウンセリングサイトがあります。それも一部参考にしながら、解説を加え、話を進めてみましょう。
■1.アフィリエイトを分類する
◆販売高によるレベル分ける:
高い売り上げを挙げているサイト、中ぐらいのサイト、低い売り上げのサイト、と販売高によってサイトを分類します。
(ただ、この分類方法には、決定的な欠陥があります。最近ジョインしたアフィリエイトは、如何に優れたサイトであっても、低い売り上げサイトに分類されてしまうことです。むしろ、「初心者のサイト」と言い換えた方が良いかも知れません。
そして、低いサイト並の扱いしか受けないと、逃げ出して行ってしまう可能性があります。だから、マーチャントの担当者は目を皿のようにしてこのようなサイトをチェックし、それなりの「ご挨拶」や、アドバイスを与えるべきです。マーチャント担当者の個人的な接触を受けることによって、アフィリエイトはやる気を出してくるのです)
◆扱い製品によって分ける:
これはマーチャントが多くの製品を取り扱っている場合ですが、例えば、ペットを扱っているとか、ガーデニングを扱っているとか、金融を扱っているとか、扱い製品によって分けます。
◆産業別に分ける:
健康食品産業、オフィスサプライ産業、などといった分け方です。
■2.リンク方法を検討する
さて、かりにあなたが販売高によって、アフィリエイトを分けたとしましよう。販売高によってリンク方法が違ってくるはずです。
■3.コミッションを検討する
当然、高い売り上げを挙げているサイトにはそれなりの報酬を与えるべきです。そのようなサイトには自ら入ってみてチェックし、自社製品売り上げにどのくらいの努力をし、時間を割いてくれているかを確かめて、それに応じた対応をするべきでしょう。
低い売り上げのところと、高い売り上げのサイトとのコミッションが何時までも同じであって良いわけはありません。コミッションを上げるのが難しければ、ボーナスでも良いでしょう。
■4.コミッションを検討する
皮肉なことに、低い売り上げのサイト(初心者のサイト)ほどサポートが必要かもしれません。例えば、バナーの貼りつけ方を教えてくれ、コミッションは何時支払うの? といったことです。これらは、自社のFAQサイトにまとめて載せて置くべきでしょう。(FAQ=Frequently Asked Questions, しょっちゅう出る決まり切った質問のこと)
前項でも度々書いてきましたが、企業がアフィリエイト・プログラムに参加し、マーチャントとなっていながら、自分のところでアフィリエイト・インフォメーションページを持っていなかったり、アフィリエイト・プログラム登録フォームを持っていないというのは、もう、そろそろ「論外」であると云っても良いのではないでしょうか?
もう一度、自分のサイトを見直して見て下さい。アフィリエイト云々、ASPのヘルプ云々、を云う前に、マーチャントとして、あなたは自分のやるべきことをやっていますか?
■5.コミッションの支払高
■6.プロモーション
時期を定めて、毎年、何回かのプロモーションをするべきです。 母の日、お中元、クリスマスなど、特別のボーナスを出して、アフィリエイトに報いれば、やがて、それは自社の売り上げ増となって返ってきます。
■7.アフィリエイト・プログラムは中・長期戦略である
アフィリエイト・プログラムは短期決戦のプログラムではありません。少なくとも6ヶ月、出来れば、最低1年の年月をとってじっくりと研究を重ねていくべきです。
さし当たって、明日の売り上げが欲しいという企業にとっては、アフィリエイト・プログラムはそれほど魅力的なプログラムで無いかも知れません。
アフィリエイトという、他人のフンドシを頼りにするわけですから、マーチャント、アフィリエイト両者にそれなりの勉強する時間が必要です。戦略を練る時間、戦略を実行する時間と言い換える事もできるでしょう。
中・長期戦略の中で、人員育成も含めてアフィリエイト・プログラムをじっくりと育て上げた時に、そのマーチャントは大きな果
実を手に入れるに相違ありません。
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